[舞鶴公園季節のたより(まだ未熟な実)]
2016年8月29日
舞鶴公園
昨日からひさしぶりのまとまった雨が降りました。植物たちのホッとする声が聞こえてきそうです。
牡丹芍薬園で、ムクロジ(ムクロジ科)の実が見られます。熟すときれいな飴色になりますが、今はまだ黄緑色です。
丸い実かと思いきや、小さなこぶのようなものが2つくっついています。
おもしろい形ですね。
同じく牡丹芍薬園で見られるイロハモミジ(カエデ科)です。小さな羽が付いた実で、落ちるときにはクルクルと回ります。これは「翼果」といい、熟すと風にのってとんでいきます。植物の知恵ですね。
西広場にはイヌマキ(マキ科)の実が見られました。10月ごろには、根元の細い部分(花床)が赤くふくらんで、先端の実の部分とあわせて雪だるまのような形になります。
今はまだ緑色ですが、赤くなった部分は甘くて美味しいので、鳥や動物が食べることで、種も一緒に遠くに運ばれます。
トウカエデ(カエデ科)はもう紅葉が始まっていますね。イロハモミジと同じカエデ科で、実も同じ「翼果」です。
今の時期、舞鶴公園では、このようにまだ未熟な実がたくさん見られます。
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