舞鶴公園花だより(野草)

ヤエザクラや藤など、上を見上げても色々な花が咲いていますが、足元にもかわいらしい野草の花が見られます。

牡丹芍薬園では、オドリコソウ(シソ科)が咲いていました。
花の形が踊り子さんのようなことから、この名があるそうです。
踊り子さんのような花が茎をぐるりと取り囲む様が、とても美しいですね。

キランソウ(シソ科)は石垣で咲いていました。
葉も花も立ちがらず、地面にべったりと張り付くところが特徴です。
「ジゴクノカマノフタ」というなんとも恐ろしい別名を持っています。

舞鶴公園には、関西タンポポ(キク科)が多いそうです。
街中に多い西洋タンポポに見慣れた目には、華奢に映ります。
このタンポポも関西タンポポでしょうか。

何かの花びらが散っているのかと思い近づいてみると、小さな紫色のムラサキサギゴケが咲いていました。
湿地に多い植物なので、コケと一緒に見られましたが、コケではなく、ゴマノハクサ科の野草です。

マツバウンラン(ゴマノハグサ科)も咲いていました。
30cmほど茎が立ち上がっているので、淡い紫色の小さな花が、風に揺れていました。


この時期は、どこを歩いてもいろいろな花に出会えます。
足元の野草を観察しながら散策されるのもよいですね。
4月23日(土)11時~と13時から、藤園で実施するイベント「福岡城藤棚休憩所」の中で、自然を観察しながら散策する「春の植物ガイド」をおこないます。
ご興味のある方はぜひご参加ください。
イベント情報はこちらからご覧ください。
http://www.midorimachi.jp/event/detail.php?id=362

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