舞鶴公園季節のたより(赤い実・黒い実・黄色い実)
気温がぐっと下がり、マフラーや手袋なしではつらい気候になってきました。
舞鶴公園では全体的に紅葉がほぼ終わりに近づき、公園内の色合いが淋しくなってきましたが、よくよく見ると樹木が色々な色の実をつけています。
明治通り沿いで見られる低木の赤い実は、マサキ(ニシキギ科)。
少しピンクがかった実の中から赤い種が見えています。
実のはじけ方もきれいですね。
春ごろ白くて梅のような花を咲かせていたシャリンバイ(バラ科)の実は黒色です。
真っ黒ではなく、少し紫色に近いような黒が何とも言えない美しさです。
夏に木陰で涼ませてくれるクスノキ(クスノキ科)の実も黒色です。
樹木の実は、赤色も多いですが、黒色も意外と多いのですね。
センダン(センダン科)の実は、つい先日までピカピカの黄緑色でしたが、今は淡い黄色になっていました。
秋に葉を落とす落葉樹なので、今は枝先にこの黄色い実だけがたくさんついていて、まるでオブジェのような美しさです。
色合いの少ない冬景色の中にも、よくよく見ると自然の美しさが発見できました。