1月のネイチャーウオッチングを開催しました。
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「真冬の植物たち」というテーマのもと、1月15日(日)にネイチャーウオッチングを行いました。
最初は霧雨が降っていましたが、その後は天候も回復し約2時間、二ノ丸周辺を観察しました。
またこの日は野鳥の鳴き声を多く聞くことができ、時には立ち止まって楽しんだりもしました。
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冬の代表的な花、サザンカ。
花弁はピンク色のイメージがありますが、原種は白と言われており、
散るときは花びらごとに散っていきます。
また似ているツバキの花との違いは
ツバキは花がカップ状になる一方、サザンカは平たく開ききるのが特徴です。
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ヤドリギ
木に寄生する植物として知られています。
ボールのように見えるのは1本の枝から2本、4本、8本と倍々に同じ長さでわかれて増えていくためです。
冬場でも緑の葉を携えていることから欧州では神聖なものとして考えられています。
ヤドリギの実はレンジャクやヒレンジャクといった鳥が好んで食べます。
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スイセン
冬に花を咲かすとても良い香りのするこの花は園内各所で見ることが出来ます。
一見、花弁が6枚に見えますが、実は3枚が花弁で残りの3枚は咢(ガク)の部分が変化したものなんです。
3枚の花弁と3枚の咢(ガク)を合わせて花被片(かひへん)と言います。
ちなみに真ん中の黄色の部分は福花冠(ふくかかん)と呼ばれています。