初夏の舞鶴鶴公園の樹木と草花たち
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6月8日に行われた、赤坂校区けやきウォーキングでご紹介した舞鶴公園の樹木と草木の一部をご紹介。
中央体育館横の東口にある「カミヤツデ」
手のひらのように広がった大きな葉っぱが特徴です。
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こちらは「イヌマキ」の雄株。
このような長い雄花から花粉を放出します。
写真は、花粉放出後です。
雌株は、10月~11月頃に赤い実をつけます。
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お花が満開でほのかに甘い香りがするのは、「チシャノキ」
葉っぱが下向きに垂れるようについています。
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チシャノキは、落葉高木で10~15mにもなります。
太宰府天満宮には、天然記念物に指定されている樹齢約700年ほどといわれる、ヒロハチシャノキがあります。
(画像は、舞鶴公園のチシャノキ)
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下ノ橋で見ごろを迎えているのは、スイレンとアジサイ。
スイレンは、ハスと間違えられることが多いのですが、それぞれ形状が異なります。
スイレンの特徴は、お花は水面に浮いているように咲いていること。葉っぱは、光沢があるが撥水性が無い。
一方、ハスの花は、水面から茎が立ち上がって咲き、葉には撥水性があります。
もうそろそろ、ハスの花も咲き始めるので、見比べてください。
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最後にご紹介は、「ザクロ」
ひときわ目立つ、鮮やかな赤い花を咲かせます。
「紅一点」という言葉は、中国の王安石の詩『詠柘榴』の「万緑濠叢中紅一点」の句に由来し、「一面の緑の中に咲く一凛の紅色の花(ザクロ)」という意味だそうです。
日本では明治以降、沢山ある中で一つだけ異彩を放つものの意味として、紅一点が用いられ、その後、「紅」という色や艶やかに咲く花の印象から連想され、紅一点は男性の中に混じる唯一の女性の意味で用いられるようになったそうです。