2023年05月17日
みどり課
令和4年度に全国花のまちづくりコンクールで国土交通大臣賞を受賞された「野間大池公園花学校」の花壇で、 緑のコーディネーター・活動団体会員を対象に研修会を実施しました。 野間大池花学校代表の深川氏をはじめ会員の皆さん、暑い中ありがとうございました!
野間大池公園
【日 時】5/12(金) 10:00-12:00 【会 場】野間大池公園(南区柳河内1丁目1-436-1) 【講 師】野間大池花学校 代表:深川由紀子氏 他会員の皆様 【参加人数】15名(定員)
手作りの資料を一人一冊用意してくださる徹底ぶり。 気候もよく、資料片手に少し汗ばみながら公園内を歩きました。 植栽方法や管理の仕方等について教えていただき、参加者の皆さんとても熱心に勉強されていました。
日陰には耐陰性のある植物を植栽するのはもちろん、斑入りの植物を取り入れることで明るく変化しています。 他にも苗からの植栽以外に、こぼれ種や挿し木で増やした植物が多くありました。 ペチュニアも日本では一年草扱いされていますが、冬越しできるそうです。 挿し木して増やすこともできるので、1ポット上等な品種のものを購入して増やすことをお勧めされていました。 園路に沿って複数ある花壇ですが、場所によって植栽も変化していて見飽きません。 「これだけの大きな規模で潅水が大変なのでは?」と思ったそこの皆さん、 こちらの花壇は全て、植栽時以外に潅水を行っていないそうです。 そこで強く耐え残った品種を植えていくことで、 手入れが少なくても美しく広大な花壇をつくることができるんだそう。 無潅水にすることで、細かな花の手入れができ、充実した管理ができますね。 規模感と行き届いた管理に圧巻でした。
オガタマノキの花、ローズゼラニウムの葉など、香りのするものを楽しみながら… 見て触ってそして香りも楽しめる花壇は癒されますね♡ 香り高いハーブで有名なローズマリーは、葉のボリュームもいいので 手前の花を引き立たせる「背景」として植栽されていました。 花壇を魅せるにはこの背景としての役割を持つ植物の植栽が大事なんだそうです!
しばらく公園内を進んでいくと、作業日に集える集会場もありました。 看板に記載された日時で集い、作業を行っているそうです。 会員とのコミュニケーションは、いい花壇を作るためにも欠かせないものですね♬
質問も飛び交い、賑やかでとても良い研修会ができたと思います。 「まずはやってみることが大事」と深川氏。 特定の品種だけを植えるのではなく、新しい品種を取り入れてみて残ったものを増やしていく、 一年草を冬越しさせてみる、挿し木で増やしてみる…。 常識に囚われず、常に試行錯誤をして、より一層素敵で持続可能な花壇づくりに繋げていました。 皆さんも参考にされてはいかがでしょうか。 梅雨時期はアジサイが開花してとても綺麗だそうですよ。 皆さんも是非、野間大池公園に足を運んでみてくださいね(^^)/
クレマチスの素敵な深川邸
解散後は希望者のみで深川邸へ向かいました。 クレマチスをメインに素敵にデザインされたお庭。 皆さん目を輝かせていました。
最後にコーヒーをいただきながらの談笑。 とても実りある研修になったのではないかと思います。 皆様お疲れ様でした。