2024年05月24日
みどり課
日時:令和6年5月24日(金)10:00-12:00 場所:三の丸スクエア 講師:舞鶴公園フラワーボランティア 代表:前田郁子氏 対象:緑のコーディネーター、地域の花づくり活動団体
活動団体「舞鶴公園フラワーボランティア」代表で緑のコーディネーターの前田さんのご厚意で、 夏花壇への植え替え作業を通じて、 の方法を学ぶ研修会を開催しました。 今回も豊富な経験と知識で、わかりやすく説明してくださいました。 の順に紹介します。
ビオラの採種
まずはビオラの採種からスタート。 採種のポイントは、上を向いていて、目が合う種を採ること。
開ききってなくても、上を向いている種は完熟しています。 数日後に弾け飛んでしまうので、採種と同時に開いて取り出しましょう。
逆に下を向いている種は、完熟できていません。 もう少し待ちましょう。
宝探しみたいで夢中になって作業してしまいます。 採種って楽しいんですよ。
ラナンキュラス球根の堀上
お次はラナンキュラスの球根の掘り上げです。 春に豪華な花を咲かせるラナンキュラス、増やせたら嬉しいですよね。 花が終わった後、20センチ残してカットし、5月下旬までそのまま植栽しておきましょう。 球根を掘り上げて、来年以降も楽しめます!
球根を掘り上げる
掘り上げる時は、球根を傷つけないよう株元から10センチ程のところから、 真っすぐ下に20センチ程スコップを挿してから、掘り起こします。
そうすると綺麗に球根が採れます。 しっかり振るって土を落としましょう。
球根を洗う
球根についた土を落とす為に、ホースで洗います。 少し強めの水圧で、一つ一つ土を落としていきます。
このタイミングで、株分けができる場合は行ってよいです。 今回は、多いもので球根1株が7株に分球していました! ただし、無理に株分けをすると球根が割れてしまうので、要注意。 植え付けの時期になると自然と取れやすくなるので、そっとしておきましょう。
土を落としたら上部を3センチ程残してカットします。 新聞紙に並べ、日陰で乾燥させます。
このまま11月まで乾燥させます。 植え付けについては、その頃また勉強会で教えていただけるとのこと。 楽しみです。
夏花壇に向けた植え替え
土づくり
まずは土づくり。 を深さ20~30センチ混ぜ込みます。 1人3個頑張りました!
植え付け
今回は、1つの鉢にポーチュラカを5株、ローゼルを3株植え付けました。 植え付けの前に、ポーチュラカを植えるための穴を5か所掘り、水をたっぷり入れます。
植え付ける時は株元を持ち、苗の肩が土と並行になるようにしましょう。 上から軽くギュッと押して定着させます。
ポーチュラカは乾燥に強く、雑草防止にもなり、どんどん増えるので前田さんおすすめの夏花。 切って挿しておけばボリュームアップ! 花芽も増えるので、定期的にカットしては挿し、どんどん増やしましょう。
最後に真ん中に3株ローゼルを植え付けます。 植え付けたら葉(又は茎)を持ちながら、ハス口を付けていないジョウロで苗の周りを円を描く様にぐるりと水やりします。 これで、水がしっかりと浸透しながら、土が根の隙間を埋めながら固まります。 翌日も水やりなしで大丈夫です。
さいごに
以上で、本日のちょいボラ&育苗研修会を終了いたしました。 前田さんの長年培ってきた技を教えていただき、とても良い研修会になりました。 皆が知識を持つことで、 もっともっと花づくりを楽しく、費用も抑えながら沢山のお花で花壇を飾って欲しいですね。 次回は7月にサクラソウの種まきと紫陽花の挿し芽についてご指導いただけるとのこと。 開催・参加者募集については、協会公式LINE・メール・グリーンノートにてお知らせいたします。 緑のコーディネーター、花づくり活動団体の皆さん、次回のご参加お待ちしております。 前田さん、ありがとうございました!