2019年02月28日
みどり課
報告会の様子
2/20(水)15:00~17:00 天神スカイホール ウエストルームにて開催されました。 この報告会を主催している特定非営利活動法人はかた夢松原の会は 緑のまちづくり協会が支援する地域の活動団体であり、 “水と緑とまちづくり”をテーマに活動のフィールドを広げ、 今では川・海・都市景観など多岐に渡った活動を行っています。 今回は、以下5つの1年間の報告が行われました。
①松の保育・保全・植樹
〈発表者〉博多夢松原の会事務局長:井上嘉人 氏 はかた夢松原の会の創設のきっかけとなったのがこの活動。 昭和62年、百道松原が埋め立てられ人工海浜になり、歴史と文化を次世代につなぐため松苗の植樹を開始。 平成27年度で5万本を達成されています。 植樹や間伐・松葉かきなど、計画的な管理を行い、松原を育成。 今年度の作業には夢松原の会、西日本短期大学生の外、清水建設株式会社、パナソニック株式会社、NPO法人グリーンシティ福岡の方々も参加し、広がりを見せています。
西日本短期大学緑地環境学科大石ゼミナール:1・2年生2名
②国体道路花いっぱい運動
〈発表者〉西日本短期大学ランドスケープデザイン部学生11名 この活動は2011年の冬からはじまり、昨年の冬で7年目。 年2回、西日本短期大学の学生さんと夢松原の会が協力して植え替え。 花壇の範囲が広がると共に、店前の花壇を管理してくださる所も増え、 ゴミや放置自転車は減少し、地域に貢献した活動となっています。
③子供達による水源地交流
〈発表者〉福岡市西区愛宕校区子ども育成連合会副会長:田中大士 氏 福岡市は筑後川の水を水道水として使用しています。 「いつも使っている水はどこからきているのか」を子供達に学んでもらうため、 「蛇口のしっぽ」水の道を旅しようと称し、実際に大山ダムに見学へ。 リバーフェスタにも参加し、水源地について楽しく学ぶことができたそうです。
④女性たちによる水源地交流
〈発表者〉福岡市女性翼の会代表:小野和枝 氏 ③④の水源地域との交流は1997年から始まり、 水に感謝して、水の大切さを伝えよう!と活動に取り組んでいます。 今年度は昨年7月の災害について朝倉・日田の災害状況と復旧 水の脅威と恩恵を知る為、 福岡市都市圏在住の女性たちが水源地へ出向き視察、意見交換会を行い 現地の方の実体験から災害への対応と課題について学んだそうです。
⑤ももち浜ワカメプロジェクト
〈発表者〉ももち浜ワカメプロジェクト代表:山﨑惟義 氏 「ももち浜でワカメを育てよう」を合言葉に実施。 親子38名と11月下旬にワカメの赤ちゃんをロープに巻き、2月上旬に収穫。 1人1袋まで持ち帰り、会場ではワカメスープやワカメご飯を召し上がったそうです。
どの活動も素晴らしいですね! 気になる活動があれば是非参加してみてはいかがでしょうか。 報告会の最後に神戸芸術工科大学名誉教授の杉本正美氏は 「シビックプライド(市民がまちを誇りに思う)を育てる活動をしていくことが大切。」 とおっしゃられていました。 これからも福岡市が水と緑でより良いまちになりますように!
懇親会
報告会の後は福新楼で懇親会。 皆さんお疲れ様でした。