2011年10月25日
公園管理事務所
東平尾公園レベルファイブスタジアム(球技場)の芝生は、宮崎県産の「フェニックスターフ」です。
レベルファイブスタジアムの芝生は、ティフトン419という品種が張ってあったのですが、スタンドの屋根による日照不足で、生育に影響が出てきたため、平成18年の施設改修時に日照不足の影響が小さい特徴を持つフェニックスターフが採用されました。
フェニックスターフは、ティフトン419に比べ、徒長(上に伸びる)が小さく、横方向に生育(匍匐性)する性質があります。
しかし、冬期には枯れるので、冬芝の「サツキワセ」(インター メディエイト ライグラス)の種子をオーバーシードします。
サツキワセは、生長が早く、葉が細く、色がきれい(冬期緑度が高い)などの特徴があります。種子を9月下旬に播き、目土を施し、灌水をすると5~7日くらいで発芽します。
レベルファイブスタジアムの芝生は、適正な機能維持のための利用制限があり、球技で年間60日(週2日、1日2試合)芝生養生期間の7.8月は月に3試合となっています。
スタッフは、何時でも良好な状態の芝生の上で競技して頂きたい思いで管理していますが、雨で試合が続くとこのように荒れてしまいます。
写真左は、審判が走るライン跡
写真下は、スパイクで剥がれた跡
このような場合、芝生が一日も早く回復するように、スタッフはがんばっています。
アビスパ福岡は、J2に・・・、残念でなりません。
東平尾公園テニス競技場では、アメリカフウ(モミジバカエデ)がきれいに色づき、まさに錦秋の候です。
緑に映える紅葉、心身のリフレッシュに博多の森の秋景色はいかがです。