2012年02月02日
緑地環境課
例の番組は残念ながら昨年9月で終了してしまいましたが、
このブログでは公園アニマルズは続けていきますので
よろしくお願いします。(くもじいカムバ~ック!)
砂場の中に不思議な白い物体が二つ。
なんでしょうか?
近づいてみると・・・
片方はカメのようでした。
口をあけて息切れしているようにも見えます。
もう片方は・・・
あっ!ウサギですね。
にんまり得意げに笑っているように見えます。
ようやく理解しました。
この砂場は、8の字のかたちの園路で囲まれています。
この園路をぐるぐる追いかけっこして
童話を再現せよと、
そういうことでしたか・・・。
登録決定!(ナ〇コレじゃないって)
No.007
名前 :ウサギとカメの競争
生息地:福岡市南区 寺島公園
※リンク先の地図を「航空写真」にしてズームインすると、
8の字砂場とウサギとカメが見えてきます。
こんなにシンプルで味のある遊具には
なかなかお目にかかれないと思います。
-------------ここから妄想-------------
新しい公園の遊具には、
なにか物足りなさや違和感を感じていました。
樹脂製で原色で無国籍で
個性的なようで実は没個性で
複雑な割にすぐ飽きられて
ウサギとカメの砂場を見てわかったような気がしました。
心の栄養、「物語」が欠けているんです。
物語は、国民性や地域性に根差した倫理観や正義感を表現しています。
日本の物語には、狭い国土でお互いの距離感を保ちつつ
共同体を維持していくための知恵や戒律が含まれていて、
それらが楽しい語りを通して子供たちに浸透していきます。
日本人の高い倫理観は、災害のたびに諸外国から評価されますが、
それは幼い頃、物語によって精神に刷り込まれたものかもしれません。
-------------妄想終わり-------------
それはさておき、
童話をモチーフに
想像力をふくらませて、
物語を追体験できるような、
そんな遊具がもっとあってもいいな、と思いました。
今回は少し趣向を変えた公園アニマルズ
緑地環境課の妄想族・N がお送りしました。
次回をお楽しみに!