2013年05月31日
みどり課
5月の半ば、三重県へ行ってきました。
福岡から新幹線、JR、近鉄を乗り継ぎ、5時間以上かけて三重県入り。
せっかくなので、伊勢神宮を参拝させていただきました。
今年伊勢神宮は、20年に一度社殿や神宝類のすべてを新しくし、
神様にお引越ししていただく式年遷宮の年とあって、来訪者が例年にも増して多いそうです。
私が訪れた時期は、あちこちで社殿を建設中でした。
20年を経過した、もうじきお役目を終わろうとする社殿だって、
まだまだ何年も耐えられるものでしょう。
それを隣の敷地に建て替えるとは、なんと潔いことか!
式年遷宮は、伊勢神宮独自の建築様式を
絶えることなく次代へ引き継いでいくための知恵なのだといいます。
とはいえ、樹齢500年の立派なヒノキがふんだんに使われているのですから、
それらの建材はどうしているのか、気になるところ。
例えば伊勢神宮・内宮の入口である宇治橋の大鳥居は、
20年を経過した御正殿の柱を再利用しているのだそうです。
さらに20年を経過して、全国の神社のお社などに生まれ変わるのだそうです。
まさにリサイクル!
立派なヒノキですから、500年先まで長く活かしていただきたいものです。
建物は20年に一度建て変わる伊勢神宮。
昔の人達が一生に一度お伊勢参りを、と訪れた時、どんな思いでここを通ったのでしょう。
境内の木々は、黙っているばかり・・・
お参りをする時間はとれませんでしたが、
ここの空気を吸うだけで、神聖な気持ちになれました。
お参りの後は、おはらい町を一巡り。
昔ながらの町並みに調和するファミリーマートを発見!
町並み優先の心遣いに、好感が持てます。
もし伊勢神宮に行ってみたい方は、
神様がお引越しされたあともしばらくは古い社殿が残り、新旧の社殿が見られる10月以降がお薦めです。