2013年11月26日
みどり課
当協会では、福岡市緑のコーディネーターおよび森づくり花づくり活動団体の皆様のスキルアップを目的として、年間を通じさまざまなテーマで研修会を開催しています。
今年度4回目の研修会として、さる11月19日(火曜日)、一般社団法人福岡県樹木医会の皆様を講師に迎え、サクラの研修会を開催しました。
当日は、まずサクラの種類や見分け方、育て方などについて講義を受けました。
二季咲大輪の「アーコレード」、香りも楽しめる「太白」、ソメイヨシノに先駆けて紅色の花を咲かせる「ヨウコウ」など、おすすめ品種の紹介もありました。
また、サクラを植える場合は、十分な土壌改良を行わずに大きな木を植えるよりも、できるだけ大きな穴を掘って土壌改良を十分に行い、小さな木を植えたほうが、その後の生育が良好になることが講義の中で強調されました。
講義のあとは、舞鶴公園へ移動してサクラを見学しました。
植栽間隔(ソメイヨシノでは10m以上)を確保しないと、大きく育たないこと、適正な剪定を行うことでサクラの延命が可能となることなどを現場で確認することができました。
質疑応答の場面では、参加者の皆様から熱心な質問が寄せられました。質疑応答を通して、「福岡のサクラの名所を作り守っていくためには、長期的な視点と長い年月が必要」との講師の言葉が印象に残りました。
研修会でサクラを学び、来春のサクラが一段と待ち遠しくなりました。
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