2014年12月16日
みどり課
美しい都市緑化の演出形態のひとつに、フラワーポットによる花の装飾があります。
今回は、その演出方法について、いくつかの事例を紹介します。
先ずは、陶器製のポットです。上品で、見た目も良いですが、価格も結構するようです。
韓国・ナムヘ アメリカ・ミネアポリス
中国・上海 カナダ・バンクーバー
スチール製のポットです。ニュージーランドで見かけました。
ニュージーランド・クライストチャーチ
樽などを用いた木製ポットです。
上品で、温もりを感じます。植物との相性も優れていると思います。
小樽 カナダ・バンフ
中国・上海 ニュージーランド・クライストチャーチ
土台はスチールですが、ポット自体は木製です。
これは、上海で見かけた駐輪場に設置された、かなり延長のある緑化ポットです。
水が下の自転車に直接かかってしまいますが、いかがでしょうか。徹底した緑化手法。恐れ入ります。
中国・上海 中国・上海
コンクリート製のポットは、いろいろなところで多用されています。かなり人工的で、やや冷たさを感じます。
塗装が剥げると、やや見っともない感じがします。
韓国・釜山 福岡
カナダ・バンクーバー 福岡
ポリバケツのようなプラスチック製のポットもあります。
ヨーロッパで多く見かけました。主役はあくまでも植物ですが、何となく急ごしらえの感があります。
ドイツ・フライブルク ドイツ・シュツットガルト
いろいろなフラワーポットがありますが、いずれにしても主役は植物ですので、主役をいかに引き立たせるかを主眼に、素材やデザインの工夫が必要です。
また、フラワーポットをどこに置くのか? 石畳の歩道なのか、アスファルトの広場なのか、など、置き場所の違いも考慮して、より相応しいフラワーポットの演出による都市緑化景観の醸成に努めていくべきだと考えます。今一度、福岡市内のフラワーポットを再認識していただければ幸いです。
今回は、みどり課のTKがご紹介しました。