2015年03月11日
みどり課
今回は、福岡空港の北東に位置する総合スポーツ公園で有名な東平尾公園の森をご紹介します。当公園は、「博多の森」という愛称でもあるように、小高い丘陵地に都市部では貴重なこんもりとした森が現存しています。
航空写真からは、森の中にいくつかの競技施設が点在している様子がわかると思います。特に、アビスパ福岡のホームグラウンドでもある、「レベルファイブスタジアム」の裏手から陸上競技場方面に連なる樹林地内には、遊歩道も整備されており、ゆっくり歩いても1時間程度の格好の散策コースとなっています。
(提供:福岡市、撮影者:Fumio Hashimoto)
樹林地は、典型的な二次林(自然林が伐採された後、または焼失した後に自然に生えてきた樹林)で構成しており、シイ、カシ、クスノキ等を主とする常緑広葉樹(照葉樹)が優占し、一部にはコナラ、ヤマザクラ、ハゼノキ等の落葉広葉樹も生育しています。遊歩道の多くは幅員が広く、沿道には大木も点在しています。今の時期は割と林内が明るいため、気軽にちょっとした森林浴を楽しむことができます。
遊歩道を進むと、小高い展望台からは、陸上競技場を俯瞰することができます。また、遊歩道からは少し外れますが、車道脇からは空港を正面に眺望できるスポットもあり、離着陸する飛行機も眺められ、ひととき楽しむことができます。
散策路を一周してレベルファイブスタジアムに戻ってくると、妖怪ウォッチが迎えてくれます。
いかがでしたか?福岡空港のすぐ近くに、こんなに素敵な森の散策コースがあるなんて、すごいでしょう!まもなくすれば、気候も良くなります。どうぞ一度出かけて、福岡都市部に現存する森の散策を楽しんでみてください。
今回は、みどり課のTKがご紹介しました。