漢字表記・別名 | 梅 |
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科・属名 | バラ科サクラ属 |
特徴 | 日本では実をとるために100種類以上の品種が栽培されている。 福岡県の花に指定されている。 西暦700年以前に日本に渡り、広く栽培された。 後に学問の神として崇められる菅原道真が大宰府に左遷の憂き目にあった時、詠んだ句がある。 東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて 春を忘るな 梅の木は主を慕って一夜にして京都から太宰府まで飛んできたというのが大宰府天満宮に伝わる飛梅伝説である。全国の天満宮のシンボルが梅であるのも、種の中の仁を天神様と呼ぶのも、大宰府天満宮の名物が梅ヶ枝餅であるのも、この伝説に由来する。 熟した果実を塩漬けにして天日で干したものが梅干し。梅干しの起源は梅酢を取った後の副産物である。赤シソの葉と一緒に漬けてシソ梅漬けを作り、漬けた後の赤シソを干して砕いたものが「ゆかり」になる。また、青い梅を焼酎に漬けて梅酒を作る。白飯だけの弁当箱の真ん中に梅干しを入れたものを「日の丸弁当」と呼ぶ。粘りのある米の飯を手でむすび、中に梅干しを入れるという携帯食「おむすび」は、日本固有の優れた食文化である。このように、古い時代に外国から輸入された梅は、日本文化の中に深く浸透している。 ウメの実にはアミグダリンという成分が含まれており、生で食べると胃腸の中で猛毒の青酸を生成し、最悪の場合青酸中毒で死に至る。漬け込むことでアミグダリンは消失する。 |
みどころ | 花 |
見頃始 | 1月 下旬 |
見頃終 | 2月 中 |
関連リンク | 植物雑学事典 ウメ |
場所 | 舞鶴公園・油山市民の森 |