コブシハバチハチの幼虫です。コブシの葉を好んで食べます。
大発生すると、葉が全部なくなるほど食べられてしまいます。
サンゴジュハムシ名の通りサンゴジュの葉を主に食べます。
食べられた後も葉は生きているので、ギザギザの形の悪い葉がいつまでも残ります。
ツゲノメイガツゲ科の植物が好物です。街路樹では低木のボックスウッド(ツゲ科)の葉を食害します。
時に大発生して、発見・対処が遅れると寄せ植えが丸裸になることもあります。
ホタルガおもにハマヒサカキの葉を食べます。丸いブチのような食痕が残ります。
大発生することはまれですが、都心部では成虫が夜の灯火に集まるので嫌われます。
芋虫、毛虫は見た目が気持ち悪いので嫌われますが、
管理上問題となる虫を食べてくれるので「益虫」と呼ばれている虫もいます。
直前のブログでネタを取られてしまいましたが、
ナナホシテントウやナミテントウなど、テントウムシの仲間にはアブラムシを
食べるものがいます。
ナミテントウの幼虫幼虫の間に約600匹、成虫の間に100匹以上のアブラムシを食べる大食漢。
画像の通り幼虫はトゲトゲで警戒色をまとい、いかにも恐ろしげな見た目ですが、
管理上とても役に立ってくれています。
アブラムシを駆除するために薬品を散布すると、テントウムシまで殺してしまいます。
すると、次のシーズンには天敵のいなくなったアブラムシが大発生して被害が増加、
また薬品を散布、という悪循環に陥ることがあります。
なので、街路樹などでアブラムシによる被害がそれほど激しくない状態であれば、
テントウムシによって被害が抑えられていることを市民の皆様にご説明し、
薬品の散布を控えるような管理を心掛けています。
今回は少々気持ち悪い内容でした。(好評であれば次回もやります)
生き物相手の現場は大変だと実感している街路樹担当のNでした。