柳川は、有明海に面した広大な干拓地を持ち、九州屈指の魚市場を有します。有明海ならではの食材を使った料理をご紹介します。
●柳川鍋
ささがきゴボウを敷いた土鍋に、どじょうを開いて入れ、とき卵をかけて弱火で煮た素朴な料理で珍味です。
どじょうには、体を温め、生気を増す働きがあると言われています。
●ワラスボ
有明海に生息する珍しい魚です。河口部の泥の中に巣穴を掘って生活しているため、退化した目に鋭い牙、その姿、まさに海のエイリアン!
食べると意外なまでに濃厚で美味しいです。干物や味噌汁でいただきます。
(写真左は生きたワラスボ、右が干物)
●イシワケイソギンチャク(方言 ワケノシンノス)
イソギンチャクです。方言の由来は、「若い者の尻のす(穴)ににているから」ともいわれています。
コリコリした歯ごたえで、煮付け、味噌汁の具、味噌煮などで食べます。
(写真左が生、右は味噌煮)
●ウミタケ
ここ4,5年まったく採れないそうですが、軟泥域に深い穴を掘って生息する殻の軟らかい二枚貝です。
黒渇色をした水管が大きく長く伸びています。
刺身、干物、粕漬けの他に酢味噌などで食べます。(写真は干物)
●ワタリガニ
有明海で捕れるワタリガニ(ガザミ)です。(写真左が生で、右がゆでたもの)柳川では、普通「ガネ」と呼ばれています。
有明海で育った極上の味をご賞味ください、特にガネの味噌がとても美味しいです。
●クチゾコ
シタビラメの仲間。靴底に似ていることから「クチゾコ」と呼ばれています。
淡泊な味で、煮付けや唐揚げなどで食べます。(写真左が生、右が煮つけ)
いかがですか?柳川へ出かけたくなったのではないでしょうか。
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美味しいものが待っています。柳川においでめせ。