縁起のいい木

お正月にはいろいろな縁起ものの植物が飾られています。

昔から赤い実の植物は大金に例えられ、

縁起のよい植物として万両・千両があります。 

みなさまは同じような赤い実をつける植物で、

万両、千両、百両、十両、一両があるのを知っていますか?

 

万両、百両、十両はやぶこうじ科、千両のみがせんりょう科だそうです。

万両の実は葉の下に実をつけるので、鳥から食べられることが少なく千両の実より重く、

千両の実は葉の上になります。

    

 

manryou.jpg万両                          千両 

                                                      

縁起のいい木で赤い実といえば、ナンテンもありますね。

 

福寿草とセットにして、「災い転じて、福となす」と言われています。

 

ナンテンの実にはせきどめの効き目があり、

みなさまも御存じのとおり、のど飴がありますね。

葉は古くから赤飯の折り詰めの上にのせる風習がありますが、

赤飯の色どり用だけでなくナンテンの葉にふくまれる物質が、

腐敗防止の役目をしているといわれています。

 

欧米では鑑賞用として使われていて、

西欧の花言葉が『私の愛は増すばかり』と、とてもロマンチックですね。

 

   

  

 

nanten.jpg

     南天                     福寿草

 

 

 縁起ものとして、「松竹梅」もありますが、

ちなみに私は飲む「松竹梅」の方が大好きです。

話がそれましたが、皆様にとっても、いい年でありますように・・・jewel_13.gif

 

 

みどり課 企画推進係