モンキーパズルツリーＰａｒｔ２

さわやかな秋晴れの日々が続くこの頃、福岡は７月から８月までの記録的猛暑（平均気温は３０．０度と日本一）や９月上旬の台風接近の影響に依る局地的集中豪雨はうそのように去って清々しい季節となり気分爽快です。

　さて、先々月のモンキーパズルツリーＰａｒｔ1ではナイアガラフォールズ（オンタリオ州）からビクトリア（ブリティッシュコロンビア州の州都）を経由、バンクーバー（ブリティッシュコロンビア州最大の都市） に到着してイングリッシュ・ベイで珍妙なモニュメントの数々と出会いました。

　その後はノース･バンクーバーへ行き、キャピラノ渓谷に架けられているキャピラノ・サスペション・ブリッジ（長さ１７０ｍ・高さ７０ｍ、結構揺れます）を怖々と渡り、樹齢３００年以上のダグラス ファーなどが茂るうっそうとした森の小径で一時散策を楽しみながら、「フィトンチッド」の香りや「マイナスイオン」を浴びて旅の疲れを癒すことにしました。

          キャピラノ渓谷入り口　　　　　　  キャピラノ・サスペション･ブリッジ    ダグラスファー（高さは５０ｍ以上）

ここにはなんと高さ６３ｍ、幹周り６．１ｍ（樹齢１３００年）のダグラスファーも泉のほとりに聳立しており、霧雨煙る仄暗さはニンフでも現れそうな雰囲気です。

ところで、カナダ旅行の最終日は神のご加護か天候に恵まれて、ギャスタウン、グランピルアイランド、カナダプレイスなど市内を巡り歩き、夕方頃、モンキーパズルツリーが数多く植えられていると現地在住のひとから聞いた、１９７５年に公開され国際的な評判の高い「バンデューセン植物園」へ向かいました。

     有名なギャスタウンの蒸気時計　　　　　　　　   ダウンタウン方面            グランビル･アイランドブリッジ

この土地は元ゴルフコース（約２２．３ｈａ）を植物園に整備したもので、６大陸から集められた７５００種の樹木や花など園内いたるところに植えられており、クリスマスシーズンは色とりどりのイルミネーションを飾るイベントが開催されます。

メープルシロップで有名なシュガーメイプルやプリンセスツリー（桐）・カツラツリー（桂）などの広葉樹も多く、残念だったことは木々が芽を吹く前のさびしい状態でカラフルな紅葉時期に渡航すればとつくづく思いました。

・シュガーメイプル：サトウカエデ（砂糖楓）、カエデ科の落葉高木で高さは３０～４０ｍになり、

  樹液を煮詰めるとメープルシロップがとれます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北アメリカ原産のカナダを代表する木とされ葉が国旗や金貨にデザインされています。

      バンデューセン植物園入り口　             シュガーメイプル                シュガーメイプルの標示       

そして探し求めたモンキーパズルツリーは第３ゲートの北側に３本植えられており、高さは何れも８ｍ前後で幹周りは４０～６０㎝ありますが、こんなに尖った堅い葉を見れば名前の由来通り猿も木登りに戸惑うことでしょう。

樹齢は３０年で原産地の南米南部（チリやアルゼンチンのアンデス山脈）と違いカナダは緯度が高く寒冷地だから気象条件もあって中々大木に生長しないようですね。

 ・モンキーパズルツリー：チリマツまたはヨロイスギ（鎧杉）、ナンヨウスギ科の常緑高木で、

   生長がとくに速く高さは５０ｍ余になり１０００年以上も生き続けます。

       再びのモンキーパズルツリー             特徴のある鋭い葉 　　　　　　　　　　 　掴み所がなく登れません　　　                   　  

              　　　 枝先の球果？                      リビングストン池                               Ｇｏｄ　ｂｅ　ｗｉｔｈ　ｙｅ　           　　　　     　　

また、庭園入り口の北側付近「南半球」と称する地点でも７本視認、黄昏が迫り来るなか、独特の樹形をしたモンキーパズルツリーのシルエットが落陽に浮かび上がる幻想的な光景はエキゾチックですっかり魅了されました。

驚いたことにバンクーバーでは庭木として植えられており、ダウンタウンのホテルへ帰る途中に住宅地で数本見かけ、希少木というのは私の思い込みで意外とポピュラーな樹木かもしれません。

最後に樹木とは無関係ですけど印象が深かったトロント（オンタリオ州の州都）及びバンクーバーの風景をご覧ください。

        黄昏迫るトロントの街並み    ＣＮタワー（高さは５５３．３ｍで世界大３位）  　 　シーバスからの眺め                         

     グラウス･マウンテンを望む      バンクーバーのシンボルを背景に 　　　　  ダウンタウンの中心街　      

遙かなる木々をたずねて三千里「カナダ紀行」でとっておきのブログネタが尽きました。

ブログは私にとって文章表現力の拙さを露呈し冷汗三斗ですが、記念すべき２桁に何とか到達、

担当は十度総務課経理係のＯｌｄＭａｎでした。

雄大な北海道でリフレッシュ

10月になりましたね。
私は、9月の終わりに遅い夏休みを頂いて、
弟ファミリーの住む北海道美瑛町を訪れました。
美瑛町は、「丘のまち　美瑛」として、隣接する富良野とともに
北海道を代表する観光地の一つになっています。
うねうねとした丘が連なる風景は、イギリスに来たような錯覚に陥ります。
（なんちゃって、イギリスを訪れたことはありませんが）
丘は、様々な作物を生産する農地です。作物によって畑の色彩が異なり、
パッチワークの丘なんて呼ばれています。
残念ながら、この時期はおおかたの収穫は済んでいたので
パッチワークは味わえませんでしたが・・・

弟の家の裏は、お隣さんの広大な畑です。
冷え込んだ夜の間に降りた露が、朝になって蒸発し、
丘を登っていく景色に出会いました。

冷え込みが厳しいと、あたり一帯が霧がかかったようになるそうです。

せっかく9時間かけて辿り着いた北海道なので、

昨年（昨年のブログ参照）に引き続き、旭川市にある上野ファームへ足を伸ばしました。
ガーデンは10月6日までの公開だそうで、運良く間にあいました。

　　　　昨年8月の様子　　　　　　　　               今年9月の様子

昨年8月は植物の勢いに圧倒され、今回は秋の深まりを感じました。

　　　　赤い実が美しいカンボク　　           　　   シュウメイギク 

　　　白い花穂に心奪われたキミキフーガ　　  　　ワレモコウ

などなど、たくさんの植物に元気をわけてもらいました。 

さてっと、グリッピキャンペーンが近づいてきたことですし、

心新たに、仕事ガンバロー、っと。みどり課　Nでした。