舞鶴公園 藤棚
今年も藤の花、よく咲いてくれました
(見えづらいですが、1m以上あります)
樹齢が高く、環境もあまりよくない舞鶴公園の藤、
たくさん・長く咲いてくれるよう、試行錯誤しています
藤棚には27本の藤の木があるのですが
良く咲く木、ほとんど咲いてない木、とりどりです
数年観察して、樹勢が悪く、花がつかない枝は
勢いのある他の枝が伸びる事ができるように剪定していきます
葉っぱが出てくると、どれがどの幹から伸びた枝で、
どこをどう伸びてるのか
葉っぱに隠れてまったく見えなくなってしまうので
花が咲く前に枝に印をつけていきます
以前から花つきが悪いと目をつけていた2本の枝にそれぞれ
赤と青のリボンをつけて
実際に花が咲きだしてからの様子を見ます
う~ん、やっぱりほとんど咲いていません
(同じ藤棚の他の木を撮影した、このページ最後の写真と同じ日です)
枝はとても長く伸びているのですが
花は枝の先の先でちょろちょろ、と咲いているだけ
樹木医の先生とも相談して、花が終わってから赤リボンの枝を剪定することにしました
切った枝を見ても、花ガラが全くついていません
(不思議な断面。藤は年輪が「輪状」ではないんですね)
赤リボンの枝があった所がぽっかり空きました
そこに、隣の勢いの良い枝を人力で持ってきます
枝が長~いので、とても重い!
枝を傷つけない様に丁寧に動かして、枝がまっすぐ成長する様に
調整します
根切りや、花ガラ摘みも終わり、次は夏の剪定です
藤って、手が掛かります。。
でもこの花の美しさで充分報われるのです
来年も綺麗な花が咲きますように。。