2011年09月07日
緑地環境課
夜も涼しくなって、秋の虫の鳴き声も聞こえるようになってきましたね。
公園のカブトムシも少し名残惜しそうに見えます。
さて、秋の植物と言えば、落葉樹の紅葉が注目されがちですが、
ススキなどの秋を代表する草も風情があります。
ススキ以外にも、昨日公園に現地調査に行った際に見つけた、
( Photo by (c)Tomo.Yun )URL(http://www.yunphoto.net )
『蒲(ガマ)』があります。
ちょっと写真をとってくるのを忘れてしまったのですが(^_^;)
水辺によく見られる草で、池のある公園ではしばしばみられます。
夏から秋にかけて写真のようなフランクフルトソーセージのような穂をつけます。
秋の終わりから冬あたりになると、この穂が綿毛になってものすごい数(10万ともいわれています!)の
種を飛ばします。また、ガマの花粉は漢方で止血剤などに用いられるそうです。
ところで、この蒲という漢字どこかで見たことがありませんか?
まず蒲団(ふとん)に使われています。
これは昔、ガマの綿毛を布で包んでふとんにしていたからです。
あったかいんでしょうか?気になります。
また、蒲鉾(かまぼこ)にも使われています。
これは、昔の蒲鉾が竹輪のように棒につけて作られており、
その姿が蒲の穂に似ていたからだといわれています。
草木から虫たちまで、
すこしずつ秋の趣をかもし始めました。
皆さんも、身近な秋、探してみてくださいね!
緑地環境課のもっちゃんがお送りしました~。