2012年01月10日
みどり課
昔から赤い実の植物は大金に例えられ、
縁起のよい植物として万両・千両があります。
みなさまは同じような赤い実をつける植物で、
万両、千両、百両、十両、一両があるのを知っていますか?
万両、百両、十両はやぶこうじ科、千両のみがせんりょう科だそうです。
万両の実は葉の下に実をつけるので、鳥から食べられることが少なく千両の実より重く、
千両の実は葉の上になります。
縁起のいい木で赤い実といえば、ナンテンもありますね。
福寿草とセットにして、「災い転じて、福となす」と言われています。
ナンテンの実にはせきどめの効き目があり、
みなさまも御存じのとおり、のど飴がありますね。
葉は古くから赤飯の折り詰めの上にのせる風習がありますが、
赤飯の色どり用だけでなくナンテンの葉にふくまれる物質が、
腐敗防止の役目をしているといわれています。
欧米では鑑賞用として使われていて、
西欧の花言葉が『私の愛は増すばかり』と、とてもロマンチックですね。
縁起ものとして、「松竹梅」もありますが、
ちなみに私は飲む「松竹梅」の方が大好きです。
話がそれましたが、皆様にとっても、いい年でありますように・・・。