2013年04月18日
緑地環境課
サクラの季節も過ぎ、昼間は汗ばむほどの陽気になってきました。チャドクガ E. pseudoconspersa
ドクガ科ドクガ属
食害樹種: ツバキ科:チャ、ツバキ、サザンカ
食害部位: 葉。
発生時期: 4~6月、7~9月(幼虫食害時期)。
幼虫形態:体長30mm 集団でまとまって葉を食害する。若齢幼虫の食痕は葉が透けたようになる。
幼虫は極めて多数の微細な毒針毛を持ち、刺されると蕁麻疹様の皮膚炎を起こす。
かゆみと痛みがひどく、治癒に約10日。
有名な衛生害虫。幼虫だけでなく、幼虫脱皮後のぬけがら、蛹、成虫、卵塊にも毒針がある。
薬剤などでの幼虫駆除後も毒針は風で飛ぶので、死骸やぬけがらを高圧洗浄機などで洗い流す。
刺された時はテープなどで皮膚に付着した毒針を取り除く。
アレルギー症状が出ることもあるので、症状が重い場合は病院へ行った方が良い。
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街路樹にはカンツバキやヤブツバキに発生します。
駆除処理中は↓このように現場を封鎖することもあります。
巡回して早期発見、早期駆除に努めていますが、もしこの虫を発見された時は、施設の管理者に
ご連絡をお願いします。