2014年08月20日
みどり課
7月初旬に、下関の長府に行ってきました。
長府は城下町で、武家屋敷や歴史あるお寺や神社があり、落ち着いた街並みが素敵な所です。
散策していると「長府毛利邸」という立派なお屋敷があったので、入ってみることにしました。
まず、玄関を入ると器いっぱいに活けられた「ヒメヒオウギスイセン」が出迎えてくれました。
沢山の部屋があるのですが、どの部屋にも野の花が活けてあり、引き寄せられるように花に目がいきます。
部屋に花があるのと、ないのでは随分と印象が違いますね。
特に和室の床の間には花が似合います。
海老の形をした「コエビソウ」 秋には実が紫になる「アケビ」
「洋種ヤマゴボウ」 「木五倍子(キブシ)」ぶどうのような実がなっていました。
初夏に写したので実が初々しいですね。 小さな器に大胆に活けてあります。
竹の花入れに「オニユリ」と「ヤハズガヤ」が 「アガパンサス」です。
すっきりと活けてあります。 こうして集めて活けてあるのも斬新です。
手水鉢に「サンキライ」がひっそりと活けてありました。
福岡では「ガメノハ」といって、ガメノハ饅頭にします。
野山に咲いている花も自然で良いのですが、部屋の中に活けてある花も
それぞれが主張しているようで素敵です。