和の空間

7月初旬に、下関の長府に行ってきました。

長府は城下町で、武家屋敷や歴史あるお寺や神社があり、落ち着いた街並みが素敵な所です。

散策していると「長府毛利邸」という立派なお屋敷があったので、入ってみることにしました。

 

まず、玄関を入ると器いっぱいに活けられた「ヒメヒオウギスイセン」が出迎えてくれました。

055.JPG

 

沢山の部屋があるのですが、どの部屋にも野の花が活けてあり、引き寄せられるように花に目がいきます。

部屋に花があるのと、ないのでは随分と印象が違いますね。

特に和室の床の間には花が似合います。

 

コエビソウ.JPGのサムネール画像    アケビ.JPGのサムネール画像

  海老の形をした「コエビソウ」                     秋には実が紫になる「アケビ」

 

洋種ヤマゴボウ.JPG    キブシ.JPG

 「洋種ヤマゴボウ」                          「木五倍子(キブシ)」ぶどうのような実がなっていました。

初夏に写したので実が初々しいですね。              小さな器に大胆に活けてあります。

 

053.JPG   アガパンサス.JPG

竹の花入れに「オニユリ」と「ヤハズガヤ」が           「アガパンサス」です。

すっきりと活けてあります。                     こうして集めて活けてあるのも斬新です。

 

山帰来.JPG

手水鉢に「サンキライ」がひっそりと活けてありました。

福岡では「ガメノハ」といって、ガメノハ饅頭にします。

 

野山に咲いている花も自然で良いのですが、部屋の中に活けてある花も

それぞれが主張しているようで素敵です。