市民による都市緑化推進を目的として、各種素材の植木鉢やプランターなどを庭に見立てた作品を募集し、「グリッピキャンペーン2015 コンテナガーデンコンテスト」を開催しました。
開催期間:平成27年10月17日~10月18日
開催場所:舞鶴公園西広場 (福岡市中央区城内)
主 催:福岡市都市緑化推進行事実行委員会
応募件数:39点
■ 講 評
今年のコンテナガーデンコンテストは、緑豊かな舞鶴公園での開催となりました。
展示期間中は晴天に恵まれ、家族連れの方々も多く来場されており、とても和やかな雰囲気が感じられました。
作品の展示方法は、例年とは異なり芝生の上への設置ということで展示台がない分、配置やバランスで苦労されたのではないかと思います。
コンテナガーデンは、決まった定義やしばりはほとんどなく、排水機能のある器へ植物の生育を配慮して技術と感性を生かして展開し、快適な空間演出を行うというものであります。言葉の由来は植木生産者がポット(コンテナバッグ)に植えて既定の形状で育成する栽培方法と、草花のプランター演出が相まって生まれた言葉で、ガーデニングブームにより定着されたスタイル様式であります。よって、演出スタイルも様々で製作者の好みや感性などにより多様化されております。
おもなスタイルとしては、寄せ植え型、生け花型、盆栽型、ジオラマ型、メッセージ型、多肉植物などの特殊植物構成型などがあります。どのスタイルが良いなどはありませんがその分、個性的で多様なだけに製作する方も拝見する方も色々な角度で楽しめる、という面白さが魅力の一つと感じます。今年の作品では、生け花スタイルの作品が多く出品されていると思いました。審査は5名の審査員で表現力、色彩、バランス、技術等をみて総合的に公平に審査を行いました。どの作品も丁寧に植栽されており、シックで上品な色合いの作品から明るく華やかな作品等、とてもレベルの高い内容でありました。
今回のグリッピキャンペーンを通して、たくさんの人に出会い楽しい時間を過ごさせて頂きました。
今後、更に緑のネットワークを通して笑顔の輪が広がっていくことを願っております。