緑のまちづくり協会が進めている「緑の活動支援事業」は、市民のみなさんで結成された団体が自主的に取り組む緑化活動を育成・支援することにより、緑の普及啓発、地域の環境改善、地域コミュニティの形成などを図ることを目的とするものです。
こうした中で、現在、福岡市内でたくさんの団体が、
「地域の森づくり」や「地域の花づくり」に楽しく取り組んでいます。
みなさんも、地域にある森を管理したり、花を植えたりしてみませんか。
今回は、特徴的な活動をしている下記の8団体をご紹介します。
1.油山自然観察の森 森を育てる会
2.三苫松林再生会
3.はかた花と緑の会
4.泉東町内会花壇愛護同好会
5.花の仲間たち
6.フラワーアップ高宮
8.能古花づくり推進委員会
順不同
福岡市民の森として親しまれている「油山自然観察の森」で平成7年から活動し、森を愛する会員は、小学生から70歳代までと幅広く、みんなで楽しく活動を続けています。カブトムシの森やアカマツ林の徐間伐、下草刈り、落葉かきなどの作業は、森の活動ならではの爽快な気分になるそうです。夏休みには子ども達が大好きな「カブトムシ」の観察も行われます。
安全対策もバッチリ!安全講習会や救急救命の講習会も行っています。市民を対象に四季折々の自然観察会や木工教室、しいたけの駒うち等も行っています。
1. 松葉掻き
2. 常緑樹の除伐
3. 林床の植生調査
海岸に面した三苫地区の塩害防止のため松を植栽し、光が差し込むように松枝の剪定や下草刈りをしています。年5~6回の一斉除草と、年1回の松苗の植林には地域が一体となって活動を行っています。 毎年、和白中学校1年生300名程度の体験学習として、除草作業の指導にあたっています。次世代にもきれいな松林を残すため、地域住民が協力して環境美化に取り組んでいます。
1. 松枝剪定
2. 和白中学校体験学習
3. 除草作業
1. 呉服町交差点植え込み
2. 博多小学校児童プランター植え込み
3. 地下鉄祇園駅花壇
博多の歴史と文化が息づく大博通りで花植えをして20年。「博多のまちを花いっぱいに」を合言葉に活動しています。花と緑のボランティアの先駆けとして平成8年から活動を始めました。今では市内一円に花と緑のボランティア団体が広がっています。 博多小学校や博多高等学園など地域の子どもたちとの交流も積極的に行っており、毎年、博多小学校3年生と一緒に74基のフラワーボックスに花を植えています。
活動内容を紹介するフラワーレターも発行しています
農業用のため池だった中牟田池(通称:ひょうたん池)のまわりを、散策できるようにきれいに整備されています。 週1回の活動では、四季折々の花の手入れの他に、池をきれいに保つための清掃も行っています。 シンボルツリーである「せんだん」の木の下は、風が通り抜け地域の方が集まる素敵な空間になっていて、 毎年春に開催される「ひょうたん池まつり」には、子どもから高齢者まで多くの住民で賑わいます。
1. 池に面したメイン花壇
2. ひょうたん池まつりじゃぶじゃぶ池
3. ボリュームがある春の花壇
平成14年から国立九州がんセンター内の花壇活動をしていますが、病院の建て替えにより今まで手入れしてきた花壇がなくなり、今年から新しい花壇に生まれ変わりました。玄関横の大きな花壇は「太陽の花壇」をイメージし、入院患者さんとその家族、お見舞いの方、病院関係者の皆様に癒しの花壇として親しまれています。 ベンチも設置されているので、入院患者さんが花を見にきたり、手入れをしていたら話しかけられたりとコミュニケーションの場になっています。季節を感じ、親しみやすく元気が出る庭造りを目指しています。
1. 太陽をイメージした花壇
2. 着工前の花壇
3. 病院の顔となっているいやしの花壇
高宮小学校の校門付近と通りに面した細長い花壇を地域の方と小学生、PTAの皆さんが一緒になって花植えをしています。 毎年冬に6年生がチューリップの球根を植えて、きれいに咲いたチューリップで新1年生を迎えています。「学校から地域へ」「子どもから大人へ」発信する環境美化による美しいまちづくりを目指しています。
1. チューリップが咲いた春の花壇
2. 校門入口
3. 地域の皆さんで花壇お手入れ
四季折々の花が咲く能古島には市民の方を始め、今では海外の方も多く訪れます。 船を降りた所の渡船場ロータリーに円形の花壇があり、「ようこそ花の島へ」と迎えてくれます。すぐ横のお土産さんの並びにも、ボリュームがある花壇があります。 「島に来た!」という解放感からか、みなさんゆっくり花をながめて行かれるそうです。
1. 耕うん作業
2. ロータリー花壇
3. 華やかな春の花壇