ここ数日は夏を思わせる蒸し暑さではありますが、巡回中にふっと甘くて懐かしい香りがしましたので、探してみると咲いていました、キンモクセイ。 このオレンジ色の小さな花から漂ってくる香りは、まさに秋本番を思わせてくれます。
キンモクセイは、牡丹芍薬園入口の右側に大きな木があります。
お濠端の斜面では、ハナカタバミが咲いています。 濃いピンク色で、花も葉もふくふくと丸い姿は、見ていて癒されますね。
樹林地ではこんなキノコも。 名前はわかりませんが、まるで絵本に出てきそうなかわいらしいキノコです。 昨日は近所の小学校の1年生が、秋の宝物を探しに舞鶴公園に遊びに来てくれました。このキノコは、その子たちが見つけて教えてくれました。 子どもの観察眼って素晴らしいですね。
一雨ごとに季節が進み、舞鶴公園では、心地よい秋風が吹き抜けています。 今、木や草がたくさんの実をつけ、実りの秋真っ盛りといったところでしょうか。いくつかご紹介します。 以前もご紹介しましたが、ノブドウの実がきれいに色づいています。 自然の深い色合いが、何ともいえぬ美しさで、思わずたくさん写真を撮ってしまいました。
トウカエデの実は、茶色に熟しています。 いわゆるカエデと同じ翼果で、くるくるとまわりながら遠くに飛んでいきます。
こちらはアオギリの実。 シャンデリアのような傘のような、変わった形をしています。
真下から見るとこのような形に。 どんぐりもそうですが、植物が様々な工夫を凝らした実や種。 知恵の大集結ですね。
木々の間をさわやかな風が吹きぬけ、歩くのが気持ちの良い季節になってきました。 樹林地を歩いていると足元にどんぐりが見られるようになりました。 全体的にはまだまだ落ち始めですが、場所によってはたくさん落ちています。 どんぐりはブナ科の木の実の総称で、「どんぐりの木」という木はありません。 舞鶴公園には、マテバシイやコナラ、アラカシなどがあります。
雨あがりの樹林地では、紫色を帯びたキノコが見られました。名前がわかりませんが、きれいですね。
園内の色々なところで、ヨメナが咲いています。 いかにも野の花というこの雰囲気、とても涼しげです。
平和台陸上競技場のヒガンバナは見ごろを迎えています。 青空によく映えますね。