8月に入り、最高気温が35度を超えることもしばしばですが、今日は立秋です。まだまだ「秋」と言われても実感が伴いませんが、植物は確実に「実りの秋」に向けて準備を進めています。 名島門横には柿の木が3本あり、小さな青い実をつけているのが見られます。熟したら野鳥たちのごちそうになりそうですね。
南口では、栗の実が落ちていました。 地面に落ちた青いイガが、清々しく感じられます。
樹上を見上げると、いくつかの実が確認できました。 涼しくなるころに茶色に熟すのでしょうか。
イチョウの雌木は、あちこちで枝をしだれさせています。なぜかというと、ギンナンがたくさん付いていてその重みで枝が下がってしまうのです。 毎日うだるような暑さで、ばててしまいそうですが、少しずつ季節は秋に向かって進んでいます。
毎日暑い日が続き、朝から蝉しぐれに包まれている舞鶴公園です。 早いもので、7月も今日で終わりです。 水辺であるお濠端では、ハスの花もきれいですが、よく見るとトンボ等色々な虫が観察できます。 このきれいなトンボはタイワンウチワヤンマ。しっぽの先端がうちわのような形をしています。見えますか?
こちらは、いつもホバリングしているけれど運よくハスのつぼみにとまってくれたので撮影できました、コシアキトンボです。 腰の部分が白くなっていることからこの名があるのだとか。
このチョウトンボは、比較的よくどこかにとまって休んでいます。羽の色がよく見ると虹色で、とても美しいですね。飛ぶときは蝶のように羽をひらひらと動かして飛んでいます。
ツマグロヒョウモンという蝶も見ることができました。 風にゆれる長い葉に、必死につかまっているところを、こちらも必死に撮影しました。
このほかにも色々な虫が見られるお濠端ですが、ハスの花もたくさん咲いています。花後の果托が目立つようになってきました。 水辺のある、ゆたかな自然を感じられるひとときです。
もうすぐ、一年でもっとも暑さが厳しい「大暑」です。毎日気温が高く、歩くときは極力日陰を選んでしまいます。 舞鶴公園にある大木の木陰は、猛暑の中でも少しだけ涼しく感じられます。 この写真は、牡丹芍薬園にあるムクロジです。 このムクロジ、先月花を咲かせていたのですが、小さな実をつけ始めました。
ウサギの顔のような形がかわいいですね。 まだまだ小さな実です。
11月くらいになると、このように飴色に熟してきます。(2015年11月撮影) 種の部分が大きくなっているものの、ウサギの顔のような形は変わらないですね。 飴色をした殻の中には、黒くて固い種が入っていて、羽根つきの羽根のおもりに使われているそうです。
ムクロジは漢字で書くと「無患子」。子が患わない、と書きます。 なんとも縁起の良い名前ですね。 ムクロジは、牡丹芍薬園にあがった東南の端に2本あります。 樹名板を付けていますので、目印にしてくださいね。