雨はなかなか降りませんが、舞鶴公園は今まさに蝉時雨です。 朝から夕方までセミの声が鳴り響いています。 夏を感じながら園内を歩くと、今の季節花はなかなかありませんが、木の実を見つけることができます。 秋のおいしい味覚となるギンナンがたわわになり、イチョウ(イチョウ科)の枝が枝垂れたように垂れ下がってきています。
ムクノキ(ニレ科)の実は、9月ごろには濃い紫色に熟し、鳥がついばみます。今はまだ硬く緑色です。
サンゴジュ(スイカズラ科)の実は、赤くなり始めていました。 赤くなる実を、珊瑚に見立ててこの名があるそうです。
イヌビワ(クワ科)の実は、先端が少し赤くなっていました。 イヌビワには雄株と雌株がありますが、これは雌株でしょうか。熟すと濃い紫色に変わり、イチジクのような味がするそうです。
毎日さんさんと太陽が照りつけ、夏真っ盛りですね。 お濠で咲くハスの花についてのお問い合わせを多く頂いています。 ハスの花は朝早くに花開き、午後には閉じてしまうので、「午前中の方がきれいですよ」とご案内しておりますが、果たして何時くらいまで花が開いているのか疑問に感じ、調べてみました。 午前8時8分にはきれいに咲いていました。 (平成28年7月18日AM8時8分撮影)
午前10時13分、少し閉じかけています。 (平成28年7月18日AM10時13分撮影)
午前11時57分、もうほぼ閉じてしまっていますね。 (平成28年7月18日AM11時57分撮影)
午後2時40分、完全に閉じてしまっています。 (平成28年7月18日PM2時40分撮影) 午前8時から約2時間おきの撮影をしてみると、一番きれいに咲いていたのは午前8時でした。(それより前の時間帯も気になりますね) ハスの花をご覧になるときは、ぜひ午前中早めの時間にお越しください。
今日は二十四節気でいうと「大暑」にあたり、暑さ真っ盛りといったところでしょうか。 陸上競技場入り口では、夏の暑さを少しでも和らげるため、毎年緑のカーテンを育てています。 今年は、フウセンカズラ(ムクロジ科)、マンデビラ(キョウチクトウ科)、アサガオ(ヒルガオ科)、ヨルガオ(ヒルガオ科)を植えました。 今年初登場のヨルガオが、先日ついに花を咲かせました。 名前のとおり、朝ではなく夕方に見ることができます。 真っ白なラッパ状の花は、朝顔とはまた違った美しさです。
ヨルガオのつぼみは、ソフトクリームのようですね。
フウセンカズラは、早くから花を咲かせていたので、もうたくさんのふうせんがぶら下がっています。風にゆれる様子が涼しげですよ。
マンデビラの花は、キョウチクトウに似ていますね。 吹けばくるくると回り始めそうです。
今年は、根締めにポーチュラカを植えてみています。 ビビットな色の花をたくさん咲かせ、遠目にも鮮やかです。 今年の緑のカーテン。真夏の太陽の光を受けて、どこまで伸びてくれるのでしょうか。