しとしとと雨が降る蒸し暑い日になりました。 お濠周辺に咲く花々をご紹介いたします。 裁判所横のお濠で、ハス(ハス科)の花が咲き始めています。 青々とした大きな葉に囲まれて、淡いピンク色の花が浮き上がって見えます。 (平成28年6月16日撮影 1号濠:一番東側のお濠)
こちらはまだ咲き始めです。 ピンク色もまだ濃くて、すぼめた口のようですね。
クチナシ(アカネ科)の花は、周囲に芳香を放っています。 つぼみのふちに黄緑色が入っているのがとてもきれいですね。
マサキ(ニシキギ科)の花は、小さくてめだちませんが 、幾何学模様のようなきれいな形をしています。
大手門近くのお濠、4号濠ではスイレン(スイレン科)が見ごろを迎えています。 お濠にたくさん広がる黄色い花は、まるで水面を照らすライトのようにもみえます。
スイレンの花を、真上から見てみました。 濃い色の水面と、明るい色の花が対照的で美しいですね。
スイレンの上では、ブルーのアジサイ(ユキノシタ科/アジサイ科)が見ごろを迎えています。 見頃のスイレンとアジサイの花を同時に楽しめるのは、舞鶴公園ではここだけです。 (平成28年6月16日撮影 4号濠:大手門交差点近くのお濠)
最後に、花ではありませんが、、、。 ハスの立ち葉の上にたまった雨水が反射で銀色に見えてとてもきれいです。 立ち葉が風にゆれて動くたびに、ころころと葉の上を転がり、ハスの葉が持つはっ水効果(ロータス効果)を実感することができます。 雨の日や雨上がりに、ぜひ観察してみられませんか。
お濠でマコモ(イネ科)の花が咲き始めました。 マコモは「真菰」と書き、葉から菰(こも:ムシロのこと)を編んだことからこの名があるそうです。 このような花を咲かせるのですね。 まるでイヤリングを並べているかのようです。 (平成28年6月14日撮影 5号濠:一番西側のお濠です)
水辺に生える葉も、とてもきれいな色ですね。 梅雨は植物が生き生きとする季節です。 蒸し暑い日が続きますが、お濠端をお散歩される際は、ちょっと珍しいマコモの花を観察されませんか。
梅雨の晴れ間、気温も上がり蒸し暑い日となりました。 朝晩は肌寒く感じることもありますが、植物を見ていると、季節は確実に夏へ近づきつつありますね。 水辺ではハス(ハス科)の葉がぐんぐん成長し、つぼみもちらほら見られるようになりました。もう少しで開花が見られそうです。 (平成28年6月13日撮影 3号濠)
ハスの葉に乗っている水の玉。 ハスの葉には「はっ水効果(ロータス効果)」があるので、このようにまん丸い形になっています。銀色に見える水の玉も、美しいですね。
お濠の上では、ムクゲ(アオイ科)が花盛りに。 ムクゲの花は韓国の国花となっているそうです。
ここのムクゲは八重咲きです。 9月ごろまで絶え間なく花を咲かせてくれます。