景色をにぎわせた紅葉がほぼ散り、今は色彩の少ない舞鶴公園です。 が、常緑樹の濃い緑色の葉に混ざって、時々赤いものが目に留まります。 公民館からの帰り道、ふと見上げると、クロガネモチの赤い実。 福岡市の木なので、街路樹でもよく見かけます。
お濠端では、マサキの赤い実が見られました。 マサキは6月ごろ、幾何学模様を連想させるような白い花を咲かせますが、この赤い実と雰囲気がよく似ています。
シロダモの実も赤く色づいています。 普段は目立たない木ですが、今の時期は赤い実が目に留まります。
ツバキの花が咲き始めました。 一見、彩りが少なくさびしい冬景色ですが、よく見てみると赤い実や花が咲き、変化が楽しめる舞鶴公園です。 あたたかい格好をして、赤いものを探してみませんか。
朝晩だけでなく、昼間も冷え込みが厳しくなってきました。 本格的な寒さがやってきましたね。 舞鶴公園のお濠は、すっかり冬景色です。 夏の間はハスの葉に覆い尽くされていた水面が、今は向かい側のビルを映しこんでいます。
ハスの果托が水面に落ちて、吹き寄せられているところがありました。ひとつひとつ違う穴の形、裏側の凹凸、見ていて飽きません。
ヒラドツツジの花がくるいざきをしていましたが、ここ数日の寒さの影響でしょうか、すっかり縮まってしまいました。
冬らしい寒さが続いています。 お濠には、例年より数が少ないものの、冬鳥が訪れています。
ヒドリガモ。漢字で書くと緋鳥鴨。 オスの頭の部分の羽色が緋色になることからこの名があるそうです。 ピュウっという鳴き声が特徴的です。
ホシハジロ。星羽白と書き、背中の白っぽい部分に小さな黒い斑点があることからだとか。黒い斑点までは、よく見えませんでした。 オス(右側)もメス(左、中)も、地味なのですが絶妙な色合いが素敵だなぁといつも思います。雄の目が赤いのも特徴です。
枯ハスのかげに、オオバンが潜んでいました。 赤い目と眉間からクチバシにかけて白いのが特徴です。 カメラを構えると、すうっと遠ざかってしまうことが多い冬鳥。 じっと立ち止まっていると少しずつ近づいてくることがあります。双眼鏡をもち、寒さ対策をしてお濠で水鳥の観察はいかがですか。