朝の気温も10度を下回ることが多くなり、空気が冷たくなってきました。 夏に青々と茂っていたハスはすっかり茶色に枯れ、お濠端の雰囲気も随分と変わりました。立ち止まって耳を澄ますと風でゆれた枯葉同士がふれあい、カサコソと音が聞こえます。
ハスの果托は、じっと下を向いています。 少し紫色がかった、きれいな茶色ですね。
ヒドリガモ(カモ科)やホシハジロ(カモ科)などの水鳥は水面から、岸の様子をうかがっています。
近くの街路樹、モミジバフウ(マンサク科)のくっきりとした赤い葉が、水面に浮かんでいました。 紅葉が終わると、あたりはすっかり彩りが減りますね。
急に冷え込みが厳しくなりました。 紅葉真っ盛りの舞鶴公園です。 イチョウ(イチョウ科)は落葉し始めていて、黄色い葉のじゅうたんがあちこちで見られます。 大きな木が多く、落葉もどっさり。踏んで歩くとふわふわしています。
もう一雨降ると、落ちてしまうのかもしれませんね。
ナンキンハゼ(トウダイグサ科)の紅葉は色とりどり。 見れば見るほど、自然が見せてくれる色合いの絶妙さにうっとりしてしまいます。
一枚一枚が違う色に紅葉し、枝に色とりどりの葉がついている様子は、この時期ならではの素敵な光景ですね。
イロハカエデ(カエデ科)の紅葉もまだ楽しめそうです。 すっかり寒くなりましたので、あたたかくして紅葉を楽しみにいらっしゃいませんか。
陸上競技場の西門でヒイラギ(モクセイ科)の花が咲き、近くを通るとよい香りが漂ってきます。 キンモクセイに似た、とても強い香りなので、花を見つけるというよりも香りで気が付くことが多いようです。 この写真に写っている葉は丸っぽい形をしていますが、、、、
ヒイラギの葉は、このように元々トゲトゲしています。 「魔除けになる」と、正月飾りなどに使われます。 ヒイラギモクセイの葉は、樹齢を重ねると丸くなるのだそうです。 面白いですね。
西門のそばの花壇は、ボランティアさんによりお花が植え替えられました。 パンジーやアリッサムのほか、真っ赤なガーデンシクラメンが印象的です。 12月4日には陸上競技場で福岡国際マラソンが開催されます。 たくさんの選手がこの花壇の横を走りぬけていきます。 楽しみですね。