ひと雨降るごとに寒さを増していくこの時期、お濠の風景も冬景色へと移り変わりつつあります。 冬に飛来する水鳥、ホシハジロ(カモ科)が数羽、お濠で見られるようになりました。赤茶色の頭に、黒色と薄いグレーの身体と、地味な色合いではありますが、とてもきれいな鳥ですね。
サクラは色とりどりに紅葉し、ハスの葉は茶色に枯れつつあります。 木も草も青々としげっていた夏の景色が、もう懐かしいです。
カンツバキ(ツバキ科)の花が咲いています。 殺風景な冬景色を彩る、貴重なツバキ科の花です。 お濠沿いは風も冷たく、かなり寒さを感じるようになりました。 暖かくしてお出かけください。
昨日は立冬でした。冬の始まりです。 昼間は汗ばむことの多かった最近ですが、今日の雨以降はぐっと冷え込みそうですね。 舞鶴公園では、紅葉が始まっています。 全体緑色の風景だったところに、黄色い絵の具を落としたかのように、イチョウ(イチョウ科)の黄葉が見られます。曇り空の下では一層浮き立って見えますね。
まだ黄色になりかけなので、よく見ると一枚の葉の中でも黄色と黄緑のグラデーションが見られます。
三ノ丸スクエアの横では、モミジバフウ(マンサク科)の紅葉が見られます。ここ数日で色つきも鮮やかになったようです。
モミジバフウの葉は、形が星の形に似ていますね。 色づいている様子が一層華やかに見えます。
西広場では青空の下、コスモス(キク科)の花がきれいに咲いています。 今年は何度も台風や雨の被害にあい、ボランティアさん達の知恵と力を借りながら何度も起こし、また倒れてしまっていたコスモスです。立ち姿は決して美しいとは言えませんが、満開の花はとてもきれいです。
ぽかぽか陽気も手伝い、平日にも関わらず、ピクニックやお花の写真撮影にみえている方が結構いらっしゃいます。花がらつみをしていると「きれいですね」とお声かけくださり、とても励みになります。
明日11月3日は、祝日文化の日。 秋の公園を満喫できるイベント「秋の公園であそぼう!!」を実施します。大きな松ぼっくりのクリスマスツリーづくりや、木の実を使ったクリスマスリースづくり、落ち葉のプールでサンタクロース探しなど、来月のクリスマスも意識しつつ、ジャンボシャボン玉遊び、ペーパーブーメラン遊び、絵本読み聞かせなど、公園広場ならではの遊びも満載です。 植物観察会やクイズラリーも楽しめます。 明日はお天気の予報です。お散歩がてら、ぜひ遊びにいらしてください。