11月最終日、舞鶴公園では、きれいな青い空の下できりっと冷えた空気に身も心も引き締まるような朝でした。 多聞櫓前のセンダンは、ほぼ葉を落とし、枝にきれいな丸い実がたくさん残っていて、まるで自然のオーナメントの様です。 (平成27年11月30日撮影 多聞櫓前)
5月にはこのように薄紫のきれいな花を咲かせていました。 (平成27年5月18日撮影)
11月ももう終わりに近づき、冬らしい気候になってきました。 今年は暖かい日が続いたせいか、モミジの色づきが遅れているようです。 すでに真っ赤になっている葉もありますが、まだまだ緑のものもあります。 モミジも個性があるのでしょうか・・・ (平成27年11月26日撮影 天守台裏)
でも、真っ赤に紅葉しているものもあり、観光でおいでのお客様がカメラを向けていらっしゃいました。
これからの冷え込みで、もっと色づいてもらいたいものです。 経過を観察していきたいと思います。
陸上競技場西門辺りでいい香りがするので、見まわしてみると、ヒイラギの花が咲いていました。 小さくて目立たない花ですが、香りで見つけることができます。 (平成27年11月19日撮影 陸上競技場西門)
ヒイラギは、このギザギザの葉が特徴です。 葉のトゲによって邪気を払うとされていたことから、庭木として植えられたり、節分の時に枝を玄関に立てて置いたり、と人の生活にも深く関わりのある樹木です。
ところが、こちらの枝は葉が丸っぽい形になっています。 老木になるとこのようにトゲがなくなるということも、面白い特徴です。 この葉の「角が取れて丸くなる」ということを、人生に例えることもあるようです。 クリスマスケーキにオブジェとして乗っている赤い実のついた枝は、ヒイラギではなく「ヒイラギモチ」という違う樹木だそうです。