台風が通り過ぎたあと、少し涼しさを感じるようになりました。 今の時期、花は少ないのですが、よく見てみるとあちらこちらの木に実がみられます。 秋に黄色に色づくイチョウの実、ギンナン。 ほんのり黄色っぽくなっています。
色とりどりのエノキの実。 熟したら野鳥が食べます。
イヌビワの実は熟していました。 イヌビワにはオスの木とメスの木があり、これはメスの木のみです。
暑さに耐えてじっとしているように見える植物たちですが、着々と実りの秋へと準備も進めています。 小さなチョウが、ヒメジョオンの蜜を吸っていました。 ベニシジミでしょうか。
明日は立秋。ということで、秋の気配探してみました。 ウバメガシのどんぐり。 まだまだ小さいですね。 秋には結構おおきなどんぐりになります。これからの成長が楽しみです。
コナラのどんぐりは、しっかり大きくなって、あとは色づくだけになっていました。
お濠では、ハスの花よりもハスの果托の方が目立ちます。 茶色く熟したものもちらほら。
少し小さめのトンボがハスにとまっていました。 「アオビタイトンボ」というそうです。よく見ると額のところが青くなっていました。 元々は沖縄にいるトンボですが、最近ここ舞鶴公園でも見られるようになったそうです。
毎日暑いですね。 街路樹でもときどき見かけますが、舞鶴公園にはアオギリの木があります。 7月の初めに小さな花を咲かせていたのが、今日みると早くも種になっていました。すごい変化です。 この5本拡がっている鞘が、今から開いて、面白い形になります。 そのときには、またご紹介していきます。
雑草ではありますが、きれいな花です。 葉や実が持つ独特のにおいのせいか、「ヘクソカズラ」というすごい名前がついていますが、別名「サオトメバナ」ともいいます。 写真で見る限り、「サオトメバナ」のほうがしっくりきますね。 秋に付けるベッコウ飴色の実も美しい、つる性の雑草です。
イヌビワの実が色づいていました。 イヌビワコバチと共生関係にある、雌雄異株の木です。 これは、雌木でしょうか。
園内を歩いていると、先導するようにふわふわと飛んでは地面にとまる虫が。 ハンミョウです。 よくよく見ると、とても美しい虫です。