芍薬が開花のピークを迎えています。 今年は見頃時期に雨が多く、花びらが風雨で散ってしまったり、つぼみが腐れてしまったり、といった状態も見られましたが、お天気もよくなってきましたので、もう少しお花を楽しめそうです。 (平成28年5月12日撮影 牡丹芍薬園)
「信濃の月」という品種です。 真っ白な白い花びらの中心が、少し黄色っぽく見えます。
こちらは「春の里」という品種です。 淡いピンク色がかわいらしいですね。
つぼみもまだありますので、これからきれいに咲いてくれるのが楽しみです。
立夏を過ぎ、暦の上では夏の始まりを迎えた舞鶴公園。 普段あまり目立たない樹木が、きれいな花を咲かせているのを見ることができます。 こちらはトベラ(トベラ科)です。 排ガスに強く、街路樹によく植えられている低木です。こんなにかわいらしい花を咲かせるのですね。花からは良い香りがしています。 トベラの名前の由来は、魔除けにするために枝を扉(とびら)はさんだからだとか。
こちらはシャリンバイ(バラ科)です。 トベラと似ている樹木で、やはり街路樹によく植えられていますが、花はあまり似ていませんね。
シャリンバイという名前は、葉が車輪のように枝をぐるりと取り囲んでいること、そして花が梅の花に似ていることに由来しているそうです。
この時期、舞鶴公園を歩いていると、どこからともなくいい香りがしてきます。 そんな時に周りを探してみると、つる植物であるスイカズラ(スイカズラ科)やテイカカズラ(キョウチクトウ科)の花が咲いていることがあります。 スイカズラの花は、筒状のつぼみが上下に開いた変わった形をしています。 黄色と白の2色の花が見えるのは、咲き始めの花は白く、だんだんと黄色っぽく変化するためです。 (平成28年5月9日撮影 上の橋御門跡近辺)
テイカカズラの花は、風車(かざぐるま)のような形をしています。 息をふーっと吹けば、まわりはじめそうですね。
ツツジ園では大木に絡み付くテイカカズラを見ることができます。 いい香りがしたら、周りを探してみられませんか。