梅の実がなる梅園で、ガウラ(アカバナ科)が咲いています。花の形をよく見ると、白い蝶のように見えることから、「白蝶草(ハクチョウソウ)」とも呼ばれるそうです。 (平成28年5月26日撮影 梅園)
長い茎についた花が、風にゆれる様は、本当に蝶が飛んでいるかのような優しげな印象を持ちます。
同じく梅園では、ピークは過ぎていますが、ニワウルシ(ニガキ科)の花が咲いています。 小さな白い花が房状についています。 鼻を近づけてみると、少し良い香りがするようです。
ニワウルシは、葉がウルシに似ていますが、ウルシと違ってかぶれません。 舞鶴公園にあるニワウルシはとても大きな木なのですが、枝が下に下がっているのでじっくり観察することができます。7月には少し変わった形の実を付けるので、楽しみです。
花菖蒲が見ごろを迎えました。夏を思わせる緑ゆたかな園路を花菖蒲園の方に曲がると、鮮やかな紫色・白色の花が目に飛び込んできます。 今日は午前中からたくさんの方が撮影や鑑賞、俳句をよむなどして楽しまれていました。 (平成28年5月26日撮影 花菖蒲園)
国の重要文化財、多聞櫓とともに。
陸地に植えている場所もあり、身近でじっくり観察していただけます。
護国神社の近くのお濠では、今年3月に新しい品種(伊勢系・肥後系)を植えました。 現在は、伊勢系の品種が4種類、肥後系の品種が1種類咲いています。 ぜひご覧ください。
日中は日差しが強く、帽子と水分がほしくなるような気候ですが、多聞櫓の南側の樹林地は涼しく快適です。 樹林地ではドクダミ(ドクダミ科)の花が見られました。 ドクダミはお茶などによく使われていますが、花はこんなに可憐でかわいらしいのですね。 (平成28年5月23日撮影 南側樹林地)
上から見ると、葉の形といい花といい、とてもデザイン性が高いと思われませんか?
ニワゼキショウ(アヤメ科)の花も咲いています。 ニワゼキショウは園内のいろいろなところで見られますが、よく見るとこんなに美しい花なのですね。 この後には、まん丸のかわいらしい実がなります。
ハマクサギ(クマツヅラ科)の花も見られました。 小さな小さな白い花です。 ハマクサギは葉に強いにおいがあります。 特別「くさい」とは感じられませんが、一般的には「くさい」と思われるため、この名前があるのでしょうか。