朝、草むらから秋の虫の声が聞こえ、秋の訪れを感じる瞬間も増えてきました。そう思えば、吹き抜ける風も心なしか涼しく感じられるのが不思議です。 樹木は着々と実りの秋への準備を進めています。 ウバメガシの小さな小さなどんぐりを見ることができました。 秋には結構大きなどんぐりになります。
ナラガシワのどんぐりは、今年は豊作。 熟すのが楽しみです。 どんぐりや木の実がたくさん実る舞鶴公園。 今のうちから、木の実の赤ちゃんを探すのも楽しいですよ。
立秋を過ぎてもなお、暑い日が続いています。 歩くときはなるべく木陰をえらんでしまいます。 こんなに暑い日でも、木陰は少し涼しく、風が吹くと気持ちがよいくらいです。木の葉が行う蒸散作用のおかげだそうです。 お濠ではハスがぐんぐん成長し、見上げるほどの高さのものも。 開花一日目のこの花は、そこまで背丈はありませんでしたが、花びらの色が濃く、石垣を背景により美しく見えました。
昨日は久しぶりに雨が降り、お濠端を歩くとハスの葉に落ちた雨粒が宝石のようにきれいでした。
雨がハスの葉に落ちる、「ぱんぱん」という音の他に、時折「ぼたぼた」っという音がします。ハスの立葉が、葉の上にたまった雨水の重みで傾き、水を落とすおとなのです。この光景があちこちで繰り返されていて、和風庭園にあるシシオドシを思い出しました。
ハスの花の見頃も、もうすぐ終わりそうです。 暑さ対策をされて、ぜひご覧ください。
8月に入り、最高気温が35度を超えることもしばしばですが、今日は立秋です。まだまだ「秋」と言われても実感が伴いませんが、植物は確実に「実りの秋」に向けて準備を進めています。 名島門横には柿の木が3本あり、小さな青い実をつけているのが見られます。熟したら野鳥たちのごちそうになりそうですね。
南口では、栗の実が落ちていました。 地面に落ちた青いイガが、清々しく感じられます。
樹上を見上げると、いくつかの実が確認できました。 涼しくなるころに茶色に熟すのでしょうか。
イチョウの雌木は、あちこちで枝をしだれさせています。なぜかというと、ギンナンがたくさん付いていてその重みで枝が下がってしまうのです。 毎日うだるような暑さで、ばててしまいそうですが、少しずつ季節は秋に向かって進んでいます。