お濠でマコモ(イネ科)の花が咲き始めました。 マコモは「真菰」と書き、葉から菰(こも:ムシロのこと)を編んだことからこの名があるそうです。 このような花を咲かせるのですね。 まるでイヤリングを並べているかのようです。 (平成28年6月14日撮影 5号濠:一番西側のお濠です)
水辺に生える葉も、とてもきれいな色ですね。 梅雨は植物が生き生きとする季節です。 蒸し暑い日が続きますが、お濠端をお散歩される際は、ちょっと珍しいマコモの花を観察されませんか。
梅雨の晴れ間、気温も上がり蒸し暑い日となりました。 朝晩は肌寒く感じることもありますが、植物を見ていると、季節は確実に夏へ近づきつつありますね。 水辺ではハス(ハス科)の葉がぐんぐん成長し、つぼみもちらほら見られるようになりました。もう少しで開花が見られそうです。 (平成28年6月13日撮影 3号濠)
ハスの葉に乗っている水の玉。 ハスの葉には「はっ水効果(ロータス効果)」があるので、このようにまん丸い形になっています。銀色に見える水の玉も、美しいですね。
お濠の上では、ムクゲ(アオイ科)が花盛りに。 ムクゲの花は韓国の国花となっているそうです。
ここのムクゲは八重咲きです。 9月ごろまで絶え間なく花を咲かせてくれます。
下の橋御門のアジサイ(ユキノシタ科/アジサイ科)は見ごろを迎え、すぐ下のお濠に咲くスイレンとともにたくさんのお客様に楽しんでいただいています。 濃いブルーだったアジサイも、時間とともに色が少しずつ変化して、印象が変わっていくようです。
牡丹芍薬園の入り口にあるアジサイも、見ごろを迎えています。 ほんのりうすぐらい大木の下で、それぞれの花がそれぞれの色合いに染まり、いくら見ていても飽きません。 この淡い絶妙な色合いは、アジサイならではのものですね。
苔むした石垣と、古い大木にはさまれ、淡い色に色づくアジサイは、独特の清涼感を漂わせています。
大濠公園との境の樹林地にもアジサイが咲いています。 濃い紫色が鮮やかですね。