お濠沿いの植込みで、キカラスウリ(ウリ科)の花が見られました。 カラスウリの花は、朝にはしぼみますが、キカラスウリの花はまだ咲いています。 レースのような不思議な花びらですね。 根は粉にして「天花粉(天瓜粉)」として使われたそうです。 ただし、朝には咲いていたキカラスウリの花も、お昼前にはしぼんでいました。 (平成28年6月27日撮影 大手門・平和台陸上競技場入口バス停そば)
お濠のハス(ハス科)の花は、朝早くに咲き、昼ごろには閉じてしまいます。 花の数もだいぶん増えてきて、鑑賞に訪れる方も増えてきました。 泥水から茎を伸ばして咲く淡いピンク色のハスの花は、まぶしいばかりです。「神聖」という花言葉をもつのにもうなずけます。
裁判所の横で、開花してまもない花を間近で見ることができました。 形がまん丸で、花びらが少しだけ開いています。 思わず花の中をのぞき込みたくなりますね。
少しだけ開いた花の中を見てみると・・・ のちに果托となる黄色い花托とそこに埋まるめしべが見えました。濃いピンクの花びらのふちとのコントラストが鮮やかですね。 遠目に見るハスの花もよいですが、こうして近くで観察するのも面白いですね。
西広場にある大花壇で、アガパンサスが堂々と咲き誇っています。 蒸し暑いこの時期に、さわやかな淡紫色が涼しげで、いいですね。 この花壇は舞鶴フラワーボランティアさんが管理してくださっています。
アガパンサスの下では、燃えるように赤いサルビアや、パッと明るいメランポジウム、みずみずしい葉をもつポーチュラカが、ボランティアさんたちの愛情をいっぱいに受けて、グングン成長してきました。
花壇中央には、ルリタマアザミがつぼみで見られました。 開花が楽しみですね。
舞鶴フラワーボランティアさんの活動日にあたる6月26日(日)、来園された方とフラワーボランティアさんが緑をきっかけに交流する会を実施します。 場所は、西広場の花壇の近くです。 第2回目となる今回は、前回好評だったプランターの古い土を再生する方法やポーチュラカを挿し芽で増やす方法を、日々実践しているボランティアさんから学べます。 ご興味のある方はお気軽に見学にいらっしゃいませんか。 (但し天候により中止や変更する場合もございます)
梅雨真っただ中、雨にぬれた石垣や植物は、晴れた日とはまた違った趣があります。 梅雨の花を代表するアジサイは、開花のピークを越えつつあります。 5月の終わりがけに色づき始めてから、毎日少しずつ色が変化し、色あせはじめた今も私たちの目を楽しませてくれています。
ため息が出るような美しい配色ですね。
ところどころ色あせていますが、それがまたアクセントとなっています。 雨上がりのお散歩のときに、ぜひご覧ください。