このコンク-ルは、うるおいと安らぎのある街並みづくりを推進する事業の一環として、花と緑によるまちづくりに貢献している緑化空間を表彰するものです。
総 評
選考委員長 岡本 均
福岡市の緑のまちづくりに貢献があった緑化空間を顕彰する「花と緑のまちづくり賞」は10回目を迎え、福岡市緑のコーディネーターを加えた一次選考の結果を踏まえ、二次選考では現地調査を行いました。
選考は、デザイン性、緑化手法、周辺環境との調和、維持管理の状態、花と緑のまちづくりへの貢献などの視点で行いました。二次選考で選ばれた5件はそれらの点において特に優れており、なおかつ今後のあり方にも期待が寄せられるものです。
今回は、応募総数が55件ありましたが、例年になくレベルが高い内容で、優劣が付け難いものばかりでした。個人住宅では楽しみながら愛情たっぷりに、オフィスビルではデザイン性と社会的責任を念頭に置いた花と緑のまちづくりに取り組まれていることが伝わってきました。これらの素晴らしい取り組みが市民・企業・行政の協働の取り組みへと発展し、福岡のまちが花と緑であふれる美しく風情と風格あるまち、花や緑によってもっと歩きたくなるまちへと変身していくことを願っています。
ディ・マーレは、お客様がいつご来店されてもおいしい食事をしながら目でも楽しんでいただけるよう花と緑豊かな庭づくりを心がけています。特に桜、シャクナゲ、あじさい、バラなど100種以上の様々な草木を楽しんでいただけるよう工夫して自然な庭を目ざして日々庭づくりに取りくんでいます。
設計・施工 丸山 之宏
都会の中のアーバンリゾートホテルなので、植栽による非日常空間、都心のオアシス的存在を目的とし植栽計画を立てた。植栽面積に負けぬ様に壁面にツル系を、高さのあるヤシ等で力強さを、植物の葉でグラデーションをつけ、緑でいっぱいの空間にした。植物全てにおいて刈り込みせず、リゾート感を演出している。
設計 小坂 竜
施工 阿波三松園/三浦 嘉之
天神という都会の真ん中に“森”を作るイメージで、世界一の庭師である石原和幸氏と一緒にこの壁面緑化を作り、完成から約一年が経ちました。四季を通して街の人々を楽しませてくれる壁面は見た目だけでなく、省エネにも効果があることを実感しています。これをきっかけに、環境や緑に対して関心が高くなることを祈ってます。
設計 株式会社グランドビジョン・石原和幸デザイン研究所
施工 石原和幸デザイン研究所
(玉江邸)自宅前が緑地公園になっており、お花が無くて寂しかったので、ガーデニングを始めました。お水やりなど大変ですが、お散歩されている方々に「いつも楽しみに拝見させていただいてます」と声をかけて頂き、つい嬉しくなり、それを励みに頑張っています。そして今回の思いがけない受賞!本当に有難うございました。
(藤本邸)自然に近い様にとあまり型にはめず、四季花が絶えず咲く様にと思っています。
又、さし芽や株分、種から蒔き、生育する過程を楽しんでいます。
裏が公園で皆さんから「いつも楽しませてもらっています」の一言で頑張れます。