佐野藤右衛門さんの作庭した場所

今回は昼休み散策コースとしている、百道浜西緑地について紹介します。百道西緑地入口

 

百道浜西緑百道浜西緑地園路のサムネール画像地は、造園家として有名な佐野藤右衛門さんが携わった公園緑地で、四季折々の表情をみせてくれる樹木が植栽してある長い園路部分と、起伏のある芝生の中の要所に配置された松と岩を真・行・草の石畳で結んでいる広場部分があって、普通の公園緑地とは一風変わった様相をしています。

 

そもそも佐野藤右衛門さんって誰?と思う人もいるかと思いますので簡単に紹介しますと、京都に代々続く植木や造園を生業とする家の主で、彫刻家のイサム・ノグチ氏と共同でパリのユネスコの日本庭園を作庭するなどグローバルに活躍している現代の匠です。桜守としても有名な人です。

 百道浜西緑地園路終点香椎浜西緑地広場

散策は、緑の移り変わりを見ながら、ときには鳥のさえずりや蝉の鳴き声を聞きながら、四季折々の風景を観賞しながら歩くと、とてもいい気分転換になります。特に北側入口から長い散策園路を歩いた後に視界が開ける広場は、起伏にとんだ芝生広場にある松や石組みを海の中にある島々だと勝手に見立てて、芝刈した直後の風景は静かで穏やかな海で雑草が繁茂した風景は嵐の中にある荒々しい海!なんて想像しながら散策を楽しんでいます。

百道浜西緑地石畳のサムネール画像のサムネール画像

公園はただの遊び場というだけではなく、景色や風や音や香りなど五感を通して感じて楽しむ場所として使っていただくとまた違った公園緑地の魅力が見えてくるかもしれません。