秋景色のなかに、「虫えい」を見つけた!
東平尾公園 博多の森では、アメリカフウ(モミジバカエデ)が色づき始め、秋景色に彩られています。
「降霜」 を迎え、これから寒くなってくると 木々は一段と鮮やかに 紅葉の本番を迎えます。
東平尾の森は、ハゼ(櫨)の木も多く、黄色や赤が緑に映えてきれいです。
散策するといろいろな秋景色を楽しむことが出来ます。
木々を眺めて回っていると、??面白い形をしたものを見つけました。
なんだかアニメにでも出てきそうな「顔」のよう、飛んでいるようにも見えます。
突きだした唇、小さな鼻、ツノのような目・・・。
これは、ウルシ科ウルシ属のヌルデの葉についた「虫えい」です。
「虫えい」とは、アブラムシなどの昆虫や菌によって、こぶがついたり、芽や葉、実などが奇形に膨らんだりしたものでケヤキの葉やマタタビの実などにもあります。
少し先に行くと「森の宝石」発見!!
これは、ノブドウの実 : ブドウ科 ノブドウ属。
三つ葉アケビの葉を見つけたので、樹上を見ると紫色の大きな実がたーくさん。
子供のころ裏山で食べた あまーい「あけび」です。
中の白い実が透明になると最高に美味しい!
でも、黒い種が沢山あるので、口にふくんでもぐもぐ、噛まずに舌と頬と唇をうごかして種だけを「プッ、プッ」と上手に土にもどします。
しばし、カマキリが戯れるのを眺め童心にかえる。
事務所に持ち帰ってテーブルに置いていたら・・・「初めて食べたけど、あまーいですねー」と若い職員の感想。
残った外側の皮の部分を家に持ち帰り、半分に切って水洗い、水気を切ってから、ハチミツと合わせた甘み味噌をつけて天ぷらに。
少し苦みがあり、これが季節の味かなーと。
秋景色と山の幸レポートでした。