~芝生のはなし~

こんにちは。公園管理事務所です。

 

今日はレベルファイブスタジアムの芝生についてご紹介します♪

 

   皆さん、レベルファイブスタジアムに来られたことはありますか?

1年中、緑の芝生で皆さんをお出迎えしています。

皆さんがよく目にする芝生と言えば、公園にある芝生ではありませんか?

夏は緑色なのに・・・冬になると茶色く枯れている。(冬は休眠しています。)これは、コウライシバやノシバといった夏芝です。

レベルファイブスタジアムではフェニックスターフという品種の夏芝とインターメディエイトライグラスという品種の冬芝をうまく組み合わせて、年中緑色の芝生を育成管理しているんですよ。

 

福岡の気候では、夏芝は秋から冬にかけて休眠に入ります。そこで、夏芝が休眠してる冬の間、夏芝の上に冬芝の種を播き、年中~緑色を保っているわけです。

そして、夏の暑さに耐えきれない冬芝は夏に向けて衰退します。そこで、夏芝が休眠から覚め、冬芝と徐々に交代するわけです。

 

 管理作業は、芝刈り、施肥、除草、灌水等、そのときの状況に応じていろいろな作業を行います。

 今回は、Jリーグ~我らがアビスパ福岡のホームゲームのための作業をご紹介しましょう!!

 

 

◇◇◇Jリーグ開催日前日の作業◇◇◇ 

 

・ピッチをまわり異常箇所がないか?点検→異常があれば即対応!!(病気やキノコ・害虫の発生等の確認。これは毎日の作業です。最近はキノコの発生が多く、毎日職員総出でキノコ狩り?です。残念ながら食べられません。 

 

 

CIMG3247.JPGのサムネール画像・芝刈り・・・ピシっと高さを揃え、芝目をしましまにします。(芝刈り機をメインスタンド側からバックスタンド側へ走らせると、芝がバックスタンド側へ倒れて光が当たるので明るく(白っぽく)見えます。逆にバックスタンド側からメインスタンド側へ走らせると芝はメイン側へ倒れるので、陰になり暗く(黒っぽく)見えます。よって、芝目がしましまに見えるわけです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CIMG3255.JPG・ライン引き・・・ラインを引くセンターに糸を張り、葉面にペイントを機械にて吹きかけます。(葉っぱが呼吸できる特殊なペイントです。)

 

ペイントが乾けば、前日の準備完了!!

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇試合当日◇◇◇CIMG3265.JPGのサムネール画像 

 

・ピッチをまわりプレーに支障はないか?点検→異常があれば即対応!! 

試合前ピッチ上のチェック・・・アビスパ福岡運営担当N氏と一緒にJリーグのマッチコミッショナー、審判団より、芝生の状態、ゴール等のチェックを受けます。

 

☆OKが出れば試合の始まりを待つのみ!!

 

・試合前の散水・・・ボールが速く転がるように?!試合に備えて散水します。

 

 

~いよいよ試合開始!!~

 

・ハーフタイムの作業・・・ディボット跡の補修です。 試合中に出来た芝生の傷や穴で選手が怪我をしないように。 また芝生の損傷を最小限にとどめるため補修します。

 

 夏芝は、ほふく茎(地面を這うように伸びる茎)を伸ばし成長するため、傷や穴に砂を入れておくと周りの芝生が成長し、穴は芝生で埋まります。冬芝は夏芝とは違いほふくせずイネの様に上に伸びる性質ですので、砂に冬芝の種を混ぜて補修します。

 

 CIMG3279.JPGこれでアビスパが勝利してくれれば、この上ない喜びです!!

 

毎日、少しでもきれいに、いい状態で、競技を行ってもらえるよう~皆さんに観ていただけるように頑張っておりますので、また是非レベスタに遊びに来てください!!

 

お待ちしております♪