春の公園・街路樹

みなさまこんにちは


突然ですが、公園・街路樹維持課の名称が変わりました。

新しい名称は「緑地環境課」です。

新しい課名のもと、これまで以上に業務に奮闘いたします。

 


さて、4月12日は小学校の入学式でした。今年のソメイヨシノは入学式まで散らずにいてくれたようで、入学式を終えた新一年生が、桜吹雪の中に笑顔いっぱいに飛び出して行きました。あたたかく晴れて、気持ちもおだやかになる良い日でした。桜吹雪を見たい方はこちら→花見スポット(サクラ)

 


公園や街路樹の落葉樹は、芽吹きを迎えています。ケヤキイチョウトウカエデアメリカフウなどの街路樹は、遠くから見るとぼんやりと薄緑色に霞んで見えます。

近くでよく見ると、枝先から小さくてかわいらしい葉が出てきています。

これから葉を広げて、夏の熱い日差しから私たちを守ってくれることでしょう。

 


芽吹きと言えば、チャンチンという変わった木があります。

チャンチン_s.jpg

チャンチン芽吹き_s.jpg

芽吹きからしばらくの間は薄い赤紫色の葉が開き、花が咲いたように見えます。

中央区渡辺通りの天神交差点付近や、早良区の地下鉄七隈線賀茂駅出入り口で見ることができます。



公園や街路樹で低く刈り込まれた樹木を低木と呼んでいますが、これらの中からこの時期に花をつけているものをいくつか紹介します。


レンギョウ.JPGレンギョウ花.JPG

レンギョウです。黄色い4枚の花弁の花が、葉よりもわずかに早く開きます。公園の中では刈り込んであるので、遠くから見ると黄色いかたまりに見えます。刈り込みをしないと枝が長く伸びて、藪のようになります。



 

ユキヤナギ.JPGユキヤナギ花.JPG

ユキヤナギです。梅の花に似た小さな白い花が、密集して咲きます。これも刈り込んであるので白いかたまりのように見えますが、刈り込まずにいると伸びた枝がヤナギのように垂れ、猫の尻尾のような棒状の房にをつけます。



アセビ.JPGアセビ花.JPG

アセビです。壺をひっくり返したような形の小さな白い花が枝状に密集して咲き、垂れさがります。たくさんの花をつけたアセビの木は、滝のように見えます。

 

暖かい場所ではヒラドツツジの花が開いています。

ヒラドツツジ花_s.jpg

中央区渡辺通りの中央分離帯などでは、どこよりも早く花が見られます。交通量が多いので、車から発せられる熱によって気温が上がるので、開花の時期が早まっていると思われます。


 

ソメイヨシノだけがお花見ではありません。みなさんの身近にある季節の花をお楽しみください。


 

今回はこの辺で。緑地環境課でした。