このコンテストは、花や緑に関する写真の募集や展示会を通し、緑の普及啓発を図ることを目的に平成12年度から取り組んでいるものです。
今回は「まちかど部門」「くらし部門」「しぜん部門」「さくら部門」の4つの部門を設けました。福岡市内のまちかどの花や緑、自然のなかでの遊びやくらしなどをテ-マにした写真を対象としています。
平成23年は過去最高の286点の応募があり、審査を行った結果、ここにご紹介する25点の受賞作品が決定しました。
皆様も、身近な街の思いがけない緑のスポットを再発見してみてください。
内田 善雄
この写真は、福岡市中央区赤坂三丁目の交差点から福岡市美術館方面を撮影したものです。
道路の両側に植えられたけやきがそれぞれ道路中央に向かって伸び、上空部分で重なるように生い茂り、
樹木によるトンネルが見事に出来上がっています。
何度か通って撮影した中で一番気に入ったのがこの写真です。
矢野 敬一
大濠公園は、各所の公園と共に古くから観光や憩いの場として誇るべき公園ですが、その平水面の美しさ等を基にしたイルミネーションが始められ、憩いの場の質がよりいっそう高められたと思われます。
その質の高まりを表わすべく、感謝を込めて場面を求めました。
引続き市内の森、花、緑のまちかどを撮っていきたく存知ます。
宮邉 政城
香椎東校区では、田んぼの周辺が宅地化され、田園風景が見られなくなりました。残されたまちかどの田んぼに、香椎農事組合の皆さんとJAの職員が一生懸命田植えをし、除草など手を入れ、早苗が立派に育ち「田んぼアート」ができあがりました。
「農業」と「食」の未来を守りたいとの当事者の意志が伝わり感動しました。
山口 早苗
昨年秋、楽水園の紅葉の様子を見にデジタルカメラを持って出かけました。園では厳かに野点が行われておりました。
紅葉はいまいちでしたが一言断りを入れて撮影させてもらいました一枚です。
小田 泰三
都市と農村の交流を目的に市が実施した事業を、地元住民が引き継ぎ、今年で3年目。
参加者は脊振山麓の茶畑で農家の手ほどきを受けながら黄緑の若葉を摘み取り摘んだ茶葉を釜でいり、茶もみ体験をおこなった。お茶が出来るまで、大変な手間がかかる事を体験した。
脊振山は日本茶栽培の発祥の地といわれている。
本田 優子
4月も半ばになりますと、桜の花の状態が気になります。近くの公園の桜も風で散り始めていました。
今年の桜との別れを惜しむかの様に木の下で楽しそうに遊んでいる子供達の笑顔と地面に落ちた花びらの絨毯を狙ってみました。
古屋 修身
うららかな桜の季節。
誰もが、浮かれ気分に1本下げて出かけます。
宴の席の上に並んだ烏達。
満開の桜か、それとも花見弁当。どちらが気になっているのやら。
いずれが目的にしろ、のどかな春の昼下がり。
八巻 洋
アクロス・ステップガーデンから天神中央公園の桜を撮りました。
桜を目指し、人々が三方向から寄ってくる。親子、男性、年配者、そしてハトまでも桜の影のもと歩いて来る。
この場面となるまで小一時間。撮る写真をイメージすることの大切さを改めて、感じた次第です。
松尾 芳一
毎年桜の季節に、福岡城址に撮影に行きます。
本年も満開の桜の下で家族の団らんを楽しんでおられましたので、子供達の声が聞こえるように撮りました。
いつも公園を美しく管理されている業者の方々ご苦労様です。感謝しております。
松山 正人
撮影地の西油山中央公園は、油山を背景に、福岡市街から玄海を見通せる眺望もすばらしい公園です。
自然林を生かした雑木林もあり、晩秋の頃から種々の野鳥の訪れも多くなり、思いがけない出会いもあります。
作品は、紅葉が逆光に輝き、光の中にめじろが、ひと休みする光景を待って、撮りました。
桐井 義夫
蓮の花は、早朝でないと美しくないよ、と教えられていたので、8月初旬に朝6時に起き、望遠レンズを着けて出かけました。
雨上がりでもあったので、花がみずみずしく新鮮でした。
丁度蜂が飛んできてくれて、自然の営みを表現することができました。
福岡城址のお堀の蓮の花の美しさを、改めて発見した1枚です。
藤井 利成
この日は薄曇りでしたが、4月の花の色は勢いがあり光も全体に回っていい感じで撮れたのではないかと思っています。
この公園は広大な敷地で運営されていますが、園内隅々まで植物の管理が行き届いており、四季折々の花が十分楽しめます。個人的にも大変好きな所です。
宮原 秀子
梅雨の頃、2、3日雨が降り続いている早朝、庭の満開のバラの中で気持ちよさそうにしているカエルを見つけました。
庭の隣はコンクリート塀の小さな川で、辺りはマンションが林立していますが、それでも生物たちはしっかりと生きているのがうれしくて、夢中でカメラを向けひとときの出会いを楽しみました。
白川 雄二
今年は、九州新幹線全線開業を記念して、博多駅から天神まで、約10万本のチューリップで飾られました。
写真を撮影した4月9日は、天候もよく、桜とチューリップが満開で、またとないシャッターチャンスでした。
赤色のチューリップを大きく表現するため、チューリップに思い切り近づいて撮影しました。
深町 安弘
撮影当日は「須崎公園」から那珂川沿いを上流に向かってカメラ片手に歩いた。「天神中央公園」にさしかかり、背景は白い旧公会堂貴賓館その前庭に鮮やかに黄色とピンクのチューリップの花園、ケヤキの緑の下で自転車を停めて本を見る女性を点描に撮った一枚
まちかどに「静かで緑と花がある」こんな公園がありました。
大野 隆幸
福岡市の中心舞鶴公園の四季は福岡屈指の名所でいつも素晴らしく2月の梅林が咲き輝きを見せていました。見物客の皆様を楽しませる場所で、梅林と見物客、背景には福岡タワ-を取りいれた構図でバランス良く最大限に引き出しています。
塚野 美津子
雨に濡れた梅の花を撮りに早朝出掛けました。梅の花も丁度見頃になっており、より一層色鮮やかに咲き誇っていました。
舞鶴公園は梅・桜・牡丹など次々と花を楽しめる素敵な所です。この様な環境がずっとずっと続く事を願っています。